目黒記念
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−1−4]で5連対。単勝2倍台[1−2−0−1]、3倍台[0−1−0−2]、4倍以上[1−0−1−1]。人気が割れて単勝が3.5倍を超えると危険。2番人気は[0−2−1−7]、3番人気は[2−0−1−7]で各2連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。

09年以降は7年のうち6年で7番人気以下が連対しており、馬連は27倍、192倍、30倍、36倍、27倍、213倍、144倍。最近2年は10番人気以下が連対して3連単は42万、10万馬券が飛び出した。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。軸を決めたら人気薄まで手広く流して中穴以上を狙うのが妙味。

51キロは[1−2−0−5]で3連対だが、50キロ以下、52キロ、53キロは[0−0−2−31]で連対なく不振。軽量馬は51キロが狙い目だが、今年は該当する馬がいない。連対馬11頭が56キロ以上で10年のうち9年で連対している。重賞実績のある56キロ以上を背負った馬を重視したい。

トップハンデは[1−1−0−11]で2連対のみ。1、2番人気は[1−1−0−2]で連対を外した2頭は休み明け、前走天皇賞(春)6着の8歳馬だった。休み明け、前走G1で激走した馬は危険。3番人気以下は[0−0−0−9]で出番なし。今年のトップハンデは58キロのヒットザターゲット。

マリアライトは昨年のエリザベス女王杯でG1初制覇。有馬記念は0.1秒差の4着、日経賞は0.3秒差の3着に入り、牡馬一線級相手に通用することを示した。芝2400〜2500mは[2−0−1−1]で長い距離を得意にしている。切れより地力タイプだが、前走日経賞ではメンバー2位の33.9秒で上がっている。

実質トップハンデ56キロを背負うが、エリザベス女王杯を56キロで勝っている。ただし他馬との比較で有利とは言えない。エリザベス女王杯は稍重で少し緩い馬場だった。叩き2戦目は[2−0−0−1]。この時期に移動した97年以降、牝馬は[0−1−0−14]でレディパステル(2人気)の2着がある。

タッチングスピーチは昨年ローズSを勝ったが、その後は秋華賞6着、エリザベス女王杯3着、京都記念2着、大阪杯9着と勝ち切れないレースが続いている。昨年のエリザベス女王杯は54キロを背負い、56キロを背負ったマリアライトにクビ+ハナ差の3着。今回は55キロのため、斤量2キロ差が1キロ差に詰まる。

京都記念は勝ったサトノクラウンに3馬身差をつけられたが、メンバー最速タイの36.6秒でしぶとく伸びて2着を確保。前走大阪杯は9着に終わったが、小回りコースでスローの上がり勝負では厳しかったか。今回は初の左回り、長距離輸送、芝2500mがカギ。昨年秋に3戦騎乗したルメール騎手に乗り替わる。

メトロポリタンS勝ち馬モンドインテロ、昨年の目黒記念勝ち馬ヒットザターゲット、同2着馬レコンダイト、AJCC2着馬スーパームーン、大阪−ハンブルクC勝ち馬クリプトグラム、同2着馬マドリードカフェ、昨年のAJCC勝ち馬クリールカイザー、昨年のジャパンC4着馬ジャングルクルーズ、前走1600万条件を勝ったサムソンズプライドなど。

モンドインテロは芝2400mで3戦3勝。マリアライト、タッチングスピーチと同じディープインパクト産駒。前走より1キロ重い56キロを背負うが勢いで突破するか。ヒットザターゲットは前2走13着に終わったが、芝2400〜2500mのG2では[2−0−0−2]で4着以内を確保。内枠に入ったら要注意。

スーパームーンは同コースのAR共和国杯で3着がある。昨年の目黒記念でレコンダイトを2着に持ってきたMデムーロ騎手に乗り替わる。クリプトグラムは前走大阪−ハンブルクCを格上挑戦で優勝。そのためハンデは54キロで他馬よりも軽い。芝2300〜2400mは[3−1−0−1]。福永騎手が持ってくるか。

クリールカイザーはAR共和国杯で2着がある。長期休み明けを叩かれてどこまで上向いてくるか。ジャングルクルーズはジャパンCで0.3秒差の4着に入った。そのときより1キロ軽い56キロで出走できる。サムソンズプライドは東京芝2400mの緑風Sでマリアライト、オクトーバーSでゴールドアクターの2着がある。軽ハンデ54キロを味方に粘り込むか。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
平安S 馬単1,770円 3連単6,130円的中!

◆MR予想(万馬券MR)
オークス 馬連420円、平安S 馬連・3連複1,770円的中!

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