天皇賞(春)
レース展望

過去10年で1番人気は[1−0−1−8]で連対は無敗の3冠馬で単勝1.1倍のディープインパクトのみ。最近4年は単勝1倍台のオルフェーヴルが11着、ゴールドシップが5着、キズナが4着、単勝3.3倍のキズナが7着に終わった。1番人気は断然人気でも不振が続いている。

2番人気は[4−2−1−3]で6連対、3番人気は[1−4−0−5]で5連対。6番人気以下が5連対。10番人気以下は[2−1−3−76]で6頭が3着以内に入っている。最近5年の馬連は68倍、615倍、31倍、20倍、60倍。G1実績馬が揃うがかなり波乱傾向が強い。

連対馬20頭のうち16頭が前走3着以内。残る4頭は日経賞5、10着、大阪杯6着、阪神大賞典10着。前走G2なら巻き返せるが、最近の傾向から前走G2で好走した馬を重視。前走OP特別は[0−0−1−21]で3着止まり。G3は[0−1−0−6]で連対は昨年のフェイムゲームのみ。

阪神大賞典勝ち馬は[3−0−1−6]、圧勝した馬は[2−0−1−1]。日経賞勝ち馬は[1−4−0−3]、4番人気以内なら[1−4−0−2]。日経賞2着馬は[1−0−3−5]、3着以下は[1−1−0−33]。大阪杯は3番人気以内なら[1−3−1−3]。今年は該当する馬が多い。

ゴールドアクターは昨年夏から5連勝、重賞はAR共和国杯、有馬記念、日経賞を3連勝中。2、3番手につけて押し切る盤石のレースを続けている。3000m以上は0.7秒差の3着に終わった14年の菊花賞以来となる。父スクリーンヒーローは阪神大賞典4着、天皇賞(春)14着だった。芝2000m以上で7勝を挙げているが、前半5Fは61.3〜66.0秒のスローペース。流れが速くなったときに真価が問われる。

キタサンブラックは[5−1−2−1]でダービー14着を除き3着以内を確保。昨年は菊花賞をメンバー最速の35.0秒で差し切り、有馬記念では逃げて0.1秒差の3着に入った。前走大阪杯はスローペースで逃げてクビ差の2着。勝ち馬より2キロ重い58キロを背負っていた。昨年の菊花賞は出入りの激しい流れで内でスムーズに進めていた。北島三郎氏は芸能生活55周年。平成の盾男・武豊騎手が持ってくるか。

シュヴァルグランは昨年夏以降[4−2−0−0]。前4走は芝2400m以上。距離を延ばしてパフォーマンスを引き上げてきた。2走前の日経新春杯は2馬身差の2着に終わったが、4コーナーで他馬にぶつけられる不利があった。前走阪神大賞典は中団の後ろからメンバー最速の34.9秒で差し切って2馬身半差で圧勝。本番前だが、馬体が10キロ絞れていた。前走より3キロ重い58キロを背負う点がどう出るか。

サウンズオブアースは重賞[0−6−0−4]で2着が多い。有馬記念、日経賞はゴールドアクターに競り負けてクビ差、0.1秒差の2着。日経賞はゴールドアクターより斤量が2キロ軽かった。中山に輸送して馬体4キロ増。少し余裕残しの仕上げだったか。菊花賞で0.1秒差の2着があるが、昨年の天皇賞(春)は散水した重い馬場が影響して9着に終わった。藤岡健厩舎はG1を2連勝中。藤岡佑騎手に乗り替わる。

昨年の天皇賞(春)2着馬フェイムゲーム、同3着馬カレンミロティック、14年の菊花賞馬トーホウジャッカル、昨年のステイヤーズS勝ち馬アルバート、前走阪神大賞典2着のタンタアレグリア、同3着のアドマイヤデウス、日経新春杯勝ち馬レーヴミストラル、ダイヤモンドS勝ち馬トゥインクル、中日新聞杯勝ち馬サトノノブレスなど。今年は長距離実績のある馬が揃っており、勝ってもおかしくない馬が多い。

京都は水曜夜と木曜に雨が降る予報が出ているが、金曜以降は晴れるため、良馬場でのレースになりそう。散水して重い馬場になったり、高松宮記念のように急に時計が速くなったりすることがあるため、当日の馬場状態に注意したい。あとは展開。大逃げする馬がいたり、昨年の菊花賞のように出入りの激しい展開になる可能性がある。過去10年で4コーナー10番手以下は[0−1−3−74]。今年は嵌る可能性が少しある。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
天皇賞(春)は堅そうでも荒れるのが最近の傾向。穴馬で強気に攻めてみたい。

◆MR予想(万馬券MR)
福島牝馬S 馬連11,130円的中!穴馬マコトブリジャール(15人)優勝!

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