函館スプリントS
レース展望

サマースプリントシリーズの第1戦。今年は函館が改修工事のため、札幌で行われる。過去10年で1番人気は[2-3-0-5]で5連対。前走芝1200mで連対した馬は[1-3-0-1]で連対率80%。前走芝1200mで連対した先行タイプは信頼度高い。2番人気は[3-2-0-5]で5連対、3番人気は[3-0-1-6]で3連対。3歳馬が1番人気だった07年以外は1、2番人気のどちらかが連対している。最近5年の馬連は72倍、31倍、57倍、35倍、10倍で中穴決着が多い。牡馬は[4-9-9-92]で連対率11.4%に対し、牝馬は[6-1-1-17]で連対率28%。牝馬は5番人気以内なら[5-1-0-6]で連対率50%。昨年は牝馬が14着(2人気)、15着。拘り過ぎない方がいい。

ビービーガルダンは馬房で左前脚をぶつけ、回避が決定。ビービーガルダンの回避で混戦に拍車がかかりそうだ。CBC賞からは3着スピニングノアール、5着アーバンストリート、7着モルトグランデ、9着タニノマティーニ、15着エムオーウイナー、17着ウエスタンダンサーが出走予定。スピニングノアールは4歳以降、良馬場の中京芝1200mで休み明けでなければ[1-3-3-0]で複勝率100%だが、07年以降、中京以外では[0-0-0-15]。届く位置で進めて切れる脚を使えるかが鍵。アーバンストリートは末脚は切れるが、脚質的に展開に左右される。直線の短い札幌で追い込みが決まるかどうか。先週ディープスカイで負けた四位騎手は一発狙いで内を突いてくるかもしれない。

モルトグランデは善戦止まりが続くが、道中内をロスなく回って脚をタメれば切れる脚を使える。内が有利な馬場で内枠という条件が揃えば。福島テレビオープンを左肩跛行で取り消したが、坂路で好タイムを出し、横山典騎手を乗せてきた。タニノマティーニは昨年のキーンランドCの勝ち馬。休み明けのCBC賞は先行して0.6秒差の9着。叩いてデキが上向いていれば、9歳馬でも侮れない。ウエスタンダンサーは昨年の京阪杯の勝ち馬。今年は不振に陥っているが、好位から切れる脚を使えるタイプ。脚捌きから固い馬場は良くないが、洋芝で時計の掛かる札幌ならという期待が陣営にはあるのだろう。ただ中2週で一変するかどうか。

CBC賞以外では、芝1200m[5-2-0-2]のマヤノツルギ、前走春雷Sを勝ったアポロフェニックス、前走1600万条件を勝ったエーシンエフダンズとメジロシリング、前2走オープン特別で善戦したメイショウトッパー、前走NHKマイルC3着のグランプリエンゼルあたりか。マヤノツルギは昨年のキーンランドCが地力負けといった印象があるだけに馬場が渋った方が良さそう。アポロフェニックスは良馬場で右回りの芝1200mなら[5-1-0-2]で10番より外枠なら[5-0-0-1]。外からスムーズなレースができたときはしぶとい脚を使う。エーシンエフダンズは前走負かしたシャウトラインが先週のバーデンバーデンCを勝っている。前7走芝1200mを使われて[2-2-3-0]。堅実さを評価する手もあるか。

メジロシリングは前走直線一気を決めたが、前半3F32.8秒のハイペースだった。末脚は切れるが、嵌るかどうか。メイショウトッパーは春雷S0.3秒差3着、テレビ愛知オープン0.4秒差6着と復調気配。一昨年のこの時期に北九州短距離Sを楽勝し、北九州記念で2番人気に支持された馬。7〜9月は[4-0-1-2]でこの時期に調子を上げるタイプ。最近は少し詰めが甘いが、三浦騎手が切れ味を引き出せれば。グランプリエンゼルは芝1200m[2-1-0-1]で橘Sではエイシンタイガーに勝っている。エイシンタイガーはCBC賞で古馬相手に2着。そのあたりから狙い目はありそうだが、橘Sは重馬場だった。馬場が渋ると軽量51キロが利く可能性がある。

★先週の予想結果

競馬アナリストGM 厳選予想3戦2勝、前4週の厳選予想12戦10勝、夏に向けて爆勝モードへ

万馬券娘MR 昨年の函館スプリントSは◎▲注で3連単12,910円的中、ローカル重賞は得意レース

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