大阪杯
2002/3/31 阪神競馬場 G2 芝2000m

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レース展望

レース概要
[2回阪神4日 G2 芝2000m 混・指 別定]
天皇賞(春)の前哨戦のひとつだが、2000M戦ということもあって本番での 成績はイマイチ。過去10年では昨年ここから始動したテイエムオペラー(4着)が唯一 本番を制している。最近は宝塚記念のステップ的な位置付けになりつつある。


過去のレース結果 




2001年プレイバック
過去の予想結果
2000/04/02 大阪杯
2001/04/01 大阪杯



過去10年データ分析

1番人気が7勝と堅実。軸に最適
天皇賞を目指す馬は阪神大賞典か日経賞へ向かう傾向があるので、 レベルが下がりここ3年はGT実績のない馬が勝っている。それでも 1番人気は堅実で7頭が連対。96年以降に5連勝したように軸は1番 人気が妥当。
穴を狙うならオープン入りたての馬
人気薄で連対したインタユニーク、トーホウドリームは前走か前々走で1600万条件 を勝ったばかりで重賞実績がないため人気の盲点になっていた。 穴ならここにきて力をつけてきたオープン入りたての馬を狙いたい。
着順不問。実績馬は仕上がり次第
堅い決着のレースにしては前走4着以下の馬が9頭と多いのが特徴。実績 馬はここで始動か、1度使ってから仕上げてくるので立ち直っている ことが多い。実績馬の仕上がり良ければ、前走着順にこだわる必要は ない。


コースの特徴
阪神2000mは直線の坂を2回駆け上がるタフなコースで中山コース と同様、逃げ切るのは難しい。ただし小回りコースでペースが 極端に早くなることが少ないので追い込み馬にも苦しい コース。基本的には先行か好位差しタイプが有利だが、直線で 坂を登るパワーが要求される。

大阪杯の過去10年の連対馬20頭中19頭に阪神コースで連対 経験があったところに注目。出走経験がなかったのはトウカイ テイオーのみ。小回りで直線坂に坂のある特殊コースだけに好走 経験が欲しいところ。好走経験がない馬はやや割引。


レース展望
実績馬と好調馬が揃い興味深い一戦。2冠馬エアシャカールはいるが、 大阪城Sを勝ったサンライズペガサスに注目したい。大阪城Sで強引 に捲くって快勝した勝ちっぷりに能力を感じさせた。ひと叩 きされて再度得意な阪神コースで鞍上は安藤勝騎手。条件は揃っ ている。あとは当然エアシャカール。59キロも昨年経験しており問題 ないし鞍が合いそうなデムーロ騎手。やはり怖い存在だ。京都 記念2着のマチカネキンノホシ、同3着のテンザンセイザ、中京記念快勝の ツルマルボーイ、小牧太騎手のロサードが圏内。


有力馬診断

サンライズペガサス
大阪城Sの勝ちっぷりは重賞で活躍できると確信させるもの。 馬体はやや太かったが躍動感があったし、トモの筋肉の発達は かなりのものだ。初戦であまりに走ったので2走ボケが少し 心配だが期待してみたい。鞍上は昨年トーホウドリームで超大穴を あけた安藤勝騎手。前走でこの馬の反応の良さが分かってい るので仕掛けのタイミングを間違うことはないだろう。
エアシャカール
昨年の宝塚記念以来9ヶ月ぶりの一戦。かなり乗り込まれて 坂路で好時計を出しているが、このレベルの馬ならやれば時計は 出るので時計だけでは信用できない。以前と比べると背が伸 びてスラッとした感じがするが、これをいい方に捉えていいの か、それとも馬体の張りが足りないからなのか判断が難しい。 距離、コース、騎手など条件は揃っているだけに軽くは扱えない が、正直パドック見たいところ。
テンザンセイザ
京都記念で最後方から33.7秒で追い込んだ脚は目を引いた。 前脚の掻き込みの鋭さと切れは現役馬の中でかなりの存在。 切れで勝負するタイプなので京都の方が合うが、適距離の2000m なら上位争いできそうだ。ただし今回は2キロ増の斤量がやや気 になる材料。
マチカネキンノホシ
京都記念でナリタトップロードと頭差の2着。年をとるにつれ精神面が 成長して力を出せるようになってきている。2000mは3歳時の たんぱ杯2着以来になるが、見た目よりスピードの適応力はある のでそれほど気にしなくてもいいだろう。パワー型なので阪神コース は合う。
ツルマルボーイ
中京記念で5馬身差の圧勝。一気に本格化を伺わせるが、馬体は まだこれから良くなりそうなところを残している。今回は未勝利 の阪神コース、斤量4キロ増と課題も多いが勢いでどこまで迫れるか。

調教診断

サンライズペガサス 7→
栗坂で強めに追われて、51.9−25.6−12,9で最後まで しっかりとした脚取りで伸びた。追われてからもう少 し俊敏に反応してくれれば言うことはないが、馬体を 大きく見せ、雰囲気は感じさせる。一応合格点。
エアシャカール 7→
栗坂で単走で一杯に追われて、この日の1番時計50.4− 24.9−12.6秒を出した。朝一番で追ったのでタイムは早く なったが、追われてからもまっすぐに走っていたのは 好印象。やや迫力に欠ける感じはあるが、それをマイナス しても仕上がりはまずまず。
テンザンセイザ 7/
栗CWで3頭併せで小気味のいいフットワークで併入した。 いかにも切れ味がありそうな脚捌きで調子は良さそう だ。前半追いかけたためラストはややかかったが、これ でけ動けば問題ないだろう。
ロサード 6/
栗坂でツルマルボーイと併せて馬なりで先着した。久々でやや馬体 は太く見えるが余裕を持って先着した動きは悪くない。ただ し絶好調時はもっと後ろ脚の踏み込みが力強いことを付け加 えておく。
ツルマルボーイ 6→
栗坂でロサードと併せて一杯に追われたが半馬身遅れた。動きは 悪くないが、やや迫力に欠ける印象でそれほど良く見えない。 馬体はきっちりできているが、調教の動きからはそれほど強調 できない。

相馬眼予想

 阪神の馬場は内側がやや荒れて時計がかかってきたが全体的に芝は いい状態。馬場はあまり気にする必要はないだろう。展開のカギを 握っているのはタマモヒビキ。昨年の大阪城Sを逃げて勝ったとき は、前半5F59.4秒、上がり3F36.9秒で勝ちタイムは1分 59秒3。今回も行くだけ行ってどこまで粘れるかという競馬になる。

 展開を整理するとマチカネキンノホシは好位、サンライズペガサス 、ツルマールボーイが中団、エアシャカール、テンザンセイザ、ロサ ードが後方からになる。ペースが早くなることで有利になるのは、 スローの上がり勝負は向かないエアシャカールだろう。レースの上が りがかかるのはいい。

 あとはテンザンセイザも向く。昨年の京都新聞杯で前半58.7秒 のハイペースを上がり35.5秒で差し切ったの内容がいい。ただし 今回は2キロ増の58キロと坂のある阪神コースで本来の切れを発揮 できるかが心配。ここでは押えの評価としておく。

 ツルマルボーイは、中京記念のように積極的に早めに仕掛けて勝ち にいく競馬になるが、この相手で早めに仕掛けては最後の坂で止まら ないかが不安。今の勢いは認めるが買えても押えまで。

 ここまでで残したいのは、サンライズペガサス、マチカネキンノホシ、 エアシャカールの3頭。結論から言うとこの順番。サンライズペガサス は、前走の大阪城Sの勝ちっぷりから大物感があるし、昨年の神戸新聞 杯でエアエミネムに迫った内容が優秀。ひと叩きされた上積みはそれ ほど感じられないが、コース、距離、斤量、鞍上と条件が揃っている だけにこの馬から入る。

 マチカネキンノホシは、今年になってレースぶりが安定してきたこと を評価したい。調教はほとんど見えなかったが、馬体の仕上がりはメンバー 中1番。早いペースで折り合えば簡単には止まらないだろう。

 エアシャカールの評価は正直悩んだが、昨年の休み明けより落ちる と判断した。調教で迫力不足はやはりマイナス。今回は1枠を引いた だけに最後方の競馬だとすると2頭を差し切るには34秒台の上がり が必要になる。展開的には有利だが2頭を差すまではどうだろう。

 一発の魅力があるのはロサードとプレシャスソングの2頭。ここで は無印にしておくが、パドックで好気配を見せるようなら押えたい。

     ◎サンライズペガサス
     ○マチカネキンノホシ
     ▲エアシャカール
     △テンザンセイザ
     注ツルマルボーイ


レース結果

 2002年2回阪神4日( 3月 31日) 11R  
 第46回 産経大阪杯(GII) 
 サラ系4歳以上 2000m 芝・右  
 (混)(指) オープン 別定 
 本賞金: 6400、 2600、 1600、 960、 640万円 発走 15:45 
 天候:曇  芝:良  
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 着 予 枠 馬      馬  名         性齢  重量     騎手   タイム   着差       馬体重   調教師  人気
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  1 ◎ 5  7    サンライズペガサス 牡 4 57.0kg  安藤勝己 1:59.1        486Kg   0 石坂正   1
  2 ▲ 1  1    エアシャカール   牡 5 59.0kg  デムーロ 1:59.5 2 1/2馬身  516Kg +16 森秀行   3
  3   4  6    ビッグゴールド   牡 4 57.0kg  福永祐一 1:59.9 2 1/2馬身  456Kg  +2 中尾正   7
  4   3  4    ロサード      牡 6 57.0kg  小牧太  2:00.0 1/2馬身  434Kg  +2 橋口弘次  6
  5 注 4  5 (父)ツルマルボーイ   牡 4 57.0kg  河内洋  2:00.0 ハナ     446Kg   0 橋口弘次  5
  6 ○ 7 11 (外)マチカネキンノホシ 牡 6 58.0kg  横山典弘 2:00.1 3/4馬身  540Kg   0 藤沢和雄  2
  7   5  8    タマモヒビキ    牡 6 57.0kg  小原義之 2:00.1 ハナ     512Kg   0 小原伊佐  8
  8   8 14    ブリリアントロード 牡 7 57.0kg  山田和広 2:00.1 ハナ     452Kg   0 坪正直  14
  9   6 10    ジョービッグバン  牡 7 57.0kg  松永幹夫 2:00.3 1 1/2馬身  464Kg  +8 坪正直  11
 10   2  2 (地)トーセンダンディ  牡 4 57.0kg  熊沢重文 2:00.5 1 1/2馬身  510Kg  +8 森秀行  12
 11 △ 6  9 (市)テンザンセイザ   牡 4 58.0kg  四位洋文 2:00.6 1/2馬身  476Kg   0 藤原英昭  4
 12   3  3 (市)アンクルスーパー  牡 5 57.0kg  武幸四郎 2:00.6 アタマ    508Kg  +4 田島良保  9
 13   7 12    ウインマーベラス  牡 5 57.0kg  吉田稔  2:01.0 2 1/2馬身  464Kg   0 森秀行  13
 14   8 13    プレシャスソング  牡 4 57.0kg  後藤浩輝 2:02.3 8馬身    484Kg  -6 白井寿昭 10
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 ハロンタイム  12.7 - 11.3 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.7 - 11.7 - 12.0  
 上り  4F 47.1 - 3F 35.4 
 1コーナー  8(2,14)1,9(4,11)6(7,10,13)(5,12)3  
 2コーナー  8-(2,14)1,9(4,11)6,10(7,13)(5,12)3  
 3コーナー  8-2,14,1,9(4,11)(10,6)-(7,13)-(5,12)3  
 4コーナー  8(2,14)1(9,11)(10,4)(7,6)(13,5)(3,12)  

 <払戻金> 
 単勝 07 290円 1番人気  
 複勝 07 130円 1番人気  
    01 180円 3番人気  
    06 500円 7番人気  
 枠連   1- 5   730円  2番人気  
 馬連  01-07   780円  2番人気  
 ワイド 01-07   380円  2番人気  
     06-07 1,090円 13番人気  
     01-06 1,810円 21番人気  




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