相馬眼ニュース

■4月30日 エンネ

デビュー戦の阪神芝1800mの未勝利戦は16番手から4コーナーで12番手に押し上げると大外からメンバー最速の34.1秒で差し切って1分45秒8で優勝。前半5F58.3秒、上がり35.7秒、ラップは11.3−12.2−12.2秒。デビュー戦で流れて上がりが掛かるタフなレースで最速上がりで差し切り好タイムで勝ったことを評価したい。2位の0.6秒上回る末脚は強烈だった。フローラSは前半5F61.3秒で不利な大外13番枠から10番手の外を進み、大外からメンバー最速タイの32.8秒で上がってラフターラインズに0.2秒差の2着。

勝ったラフターラインズ(5番枠)とは枠順と位置取りの差が大きかった。2頭とも上がりは最速の32.8秒だった。馬体は8キロ絞れていたが、パドックでは後肢の踏み込みが未勝利戦より少し緩みがあった。未勝利戦の前は栗CWでラスト11.8−11.1秒、今回はラスト11.7−11.7秒。2着以内に入らないと権利を獲れないが、陣営はオークスに向けて余裕を残したのではないか。510キロを超えるキズナ産駒でファントムシーフ(共同通信杯1着、皐月賞3着)、ディスペランツァ(アーリントンC)の半妹。相馬眼的に芝2400mのオークスで真価を発揮する可能性がある。

引退後のシンザンを繋養し、菊花賞馬ミナガワマンナを出した谷川牧場は生産者としてタケフブキ、チョウカイキャロルのオークス馬を出しているが、エンネは馬主も生産も谷川牧場。牝馬限定G1は22年の桜花賞を勝ったスターズオンアースから今年の桜花賞を勝ったスターアニスまでノーザンF&社台F生産馬が25連勝中。そのうち21頭が社台系馬主。牝馬限定G1は社台の独壇場になっているが、久々に非社台の馬にチャンスが回ってきた。「エンネ」とはフィンランド語で「縁」という意味。今年はシンザンが亡くなって30年目となる。

牝3 栗・吉岡厩舎
父:キズナ
母:ルパン2
母の父:Medaglia d'Oro
馬主:谷川牧場
生産:谷川牧場

[Home]