毎日王冠
レース回顧

セイウンハーデスは1枠1番から内ラチ沿いの4番手につけ、メンバー6位タイの35.5秒で上がって優勝。勝ちタイムは1分45秒5。ホウオウビスケッツが逃げて前半5F59.6秒の緩い流れ。上がりは33.9秒、ラップは11.1−11.2−11.6秒。開幕週の高速馬場で流れが緩んで上がり勝負になり、内ラチ沿いを通った馬で前残りになった。この緩い流れで32秒台の上がりを繰り出した馬がレイニングしかおらず、メンバー&レースレベルは高くない。

セイウンハーデスは内ラチ沿いから直線でホウオウビスケットの外に出すとしぶとく伸びてハナ差の接戦を制した。今年は大阪杯が0.4秒差の5着、安田記念が0.1秒差の4着で地力強化を証明。エプソムCをレコード勝ちしたコースで重賞3勝目を挙げた。今年7歳になったが、能力は落ちておらず今が旬。昨年の天皇賞(秋)は0.4秒差の7着。Cデムーロ騎手にプレッシャーをかけられて位置取りが悪くなったことが堪えた。次走天皇賞(秋)でG1初制覇なるか。

ホウオウビスケッツはハナを切って前半5F59.6秒のマイペースで進み、メンバー13位の33.9秒で上がってハナ差の2着。ラスト4F11秒台で走ったが、最後にセイウンハーデスに切れ負けした。これで毎日王冠は3年連続で2着。前5走10着以下に終わったことで今年は9番人気だった。これで芝1800mは[1−4−0−0]。岩田康騎手でしか走らなくなってきている。次走は天皇賞(秋)に向かう予定。

レディネスは7番手から勝負どころで5番手に押し上げ、メンバー6位タイの33.5秒で上がって0.2秒差の3着。札幌記念で10番人気で3着に入った馬が7番人気で激走した。昨年のプリンシパルSで強い勝ち方をした馬が2戦連続G2で3着に入って地力強化を示した。レース慣れして道中騎手の指示通りに動けるようになってきている。重賞初制覇は近そうだ。

レイニングは13番手から内を突いてメンバー最速の32.9秒で内から追い込んで0.3秒差の4着。ルメール騎手がロスなく進め、直線で内を突いて持ってきた。開幕週、前残りのレースで位置取りは厳しかったが、あらためて末脚に威力があることを示した。左回りの芝1800〜2000mでは堅実に走っている。

ライヒスアドラーは出遅れた後に挟まれて11番手を進み、メンバー4位の33.2秒で上がって0.4秒差の5着。直線で馬群を捌いてしぶとく伸びてきたが、重賞では噛み合わないレースが続いている。佐々木騎手は重賞57連敗中。上原佑厩舎はダービーに4頭出したが、5月以降の重賞は[0−0−0−13]、2番人気以内では[0−0−0−6]で不振が続いている。

サトノシャイニングは道中10番手を進み、勝負どころで6番手に押し上げ、メンバー10位の33.6秒で上がって0.4秒差の6着。初めて内枠に入り、道中前に馬を置いて進めたが、折り合いを欠いていた。直線では前が壁になってまともに追えず、エンジンが掛からなかった。能力はあるが、折り合いに難しさがある。西村淳騎手は重賞23連敗中。9月以降の重賞では[0−0−0−10]で馬券圏内がない。

リアライズシリウスは2番枠から2番手につけたが、直線で伸び切れず0.4秒差の7着。上がりはメンバー16位の34.1秒。共同通信杯でロブチェンに勝ち、皐月賞でロブチェンの2着に入ったことで1番人気に支持されたが、直線であっさり後退した。3歳馬のレベルを疑いたくなるようなレースぶりだったが、パドックを見ると休み明けで緩い仕上げだった。休み明けは走らないため、陣営はこの結果も許容範囲か。

アドマイヤクワッズは16番枠から9番手を進み、直線で一杯になって最下位の17着。朝日杯FS3着、NHKマイルC3着がある馬で4番人気に支持されたが、直線で全く伸びなかった。皐月賞もそうだが、外枠から外々を回るレースは良くないのだろう。道中折り合いを欠き気味だった。坂井騎手は距離が長いとコメント。今後は立て直してマイル路線になりそうだ。馬体の造りは目立つため、条件が揃えば走ってくる。

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