神戸新聞杯
レース回顧
ロブチェンは1番枠から内ラチ沿いの7番手を進み、向こう正面で大外に持ち出し、4コーナーで4番手に押し上げるとメンバー4位の33.8秒で上がってハナ差の接戦を制した。勝ちタイムは2分24秒9。ゴーラッキーが逃げて前半5F61.9秒。向こう正面でシートゥサミットが外から捲って先頭に立ち、後半5F58.4秒、上がり34.0秒、ラップは11.2−11.0−11.8秒。最後の長い直線は激しい叩き合いになり、1〜5着までは0.1秒差の接戦になった。菊花賞に向けて条件馬と接戦だったことをどう考えるか。
ロブチェンは単勝1.4倍の断然人気に支持され、外から力で捻じ伏せて優勝。ダービーと同様に直線で並んでから勝負強さを発揮した。1枠1番でロスなく回って好位から抜け出すとみていたが、松山騎手は外を回って外から差すレースを選択。自信がないとこの騎乗はできない。2着アルトラムスとはハナ差だったが、アルトラムスはずっと内をロスなく回っていた。馬体は4キロ減だったが、パドックを見ると本番前で少し余裕残しの仕上げでだった。次走菊花賞で3冠達成の可能性が高そうだが、死角がない訳ではない。
アルトラムスは9番手を進み、直線で最内からメンバー最速の33.5秒で上がってハナ差の2着。直線で前にコンジェスタスがいて少しごちゃついたが、岩田望騎手が最内に突っ込んで持ってきた。ダービーでロブチェンに0.4秒差の6着に入った馬がハナ差まで詰めた。これで関西圏では[2−1−1−0]で3着以内を確保。距離は長いが、菊花賞に使ってくるか。7月26日以降の重賞で岩田望騎手は[4−4−1−2]。7月5日以降の重賞で松山騎手は[6−3−1−2]。この二人の活躍は秋のG1戦線でも続きそうだ。
シートゥサミットは道中10番手を進み、向こう正面で大外から上がって先頭に立つとメンバー5位タイの34.1秒で上がって0.1秒差の3着。2走前に1勝Cを勝ち、前走1勝Cで2着に負けた馬が11番人気で激走した。ルメール騎手のゴーラッキーがスローに落としたときに酒井騎手が思い切って上がって行ったことが功を奏した。酒井騎手が前3走後方から捲るレースをしており、最初からこれを狙っていたのだろう。3着に入って菊花賞の出走権を確保。ゴールドシップを出した出口牧場生産。菊花賞でも捲りが見られそうだ。
ゴーラッキーはハナを切って前半5F61.9秒で進み、向こう正面でシートゥサミットに交わされた後もしぶとく粘って0.1秒差の4着。上がりはメンバー5位タイの34.1秒。最後までしぶとく伸びたが、シートゥサミットを交わせなかった。距離延長、実績のない右回りを考えるとよく走っている。ニュージーランドTで横山武騎手が騎乗して6着。アルトラムスは皐月賞、ダービーで横山武騎手が騎乗して18、6着。重賞で横山武騎手が騎乗して負けた馬は乗り替わって巻き返すことが非常に多いので注意したい。
グリーンエナジーは8番手を進み、4コーナーで最後方に下がると内を突いてメンバー3位の33.7秒で上がって0.4秒差の8着。向こう正面でロブチェンの外にいたが、あっさりロブチェンを外に出させて自分が下がり、4コーナーで外からエムズビギンに来られてスペースがなくなり戸崎騎手が立ち上がって最後方に下がるロスがあった。道中折り合いを欠き気味、かつロブチェンに道を譲り、4コーナーで不利を受けたりしてまともに走れなかった。戸崎騎手は長い距離はどうなのかとコメント。菊花賞ではかなり人気を落としそうだ。
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