オールカマー
レース回顧

メイショウゲキリンは8番枠からハナを切って前半5F62.4秒で進み、メンバー2位タイの37.1秒で上がってレースを制した。2着キャントウェイトとはハナ差。勝ちタイムは2分16秒9(重)。後半5F62.0秒、上がりは37.1秒、ラップは12.3−12.1−12.7秒。3、4コーナーの内が荒れていたが、この日は内をロスなく回って前に行った馬が有利な馬場になり、オールカマーも道中内ラチ沿いを通ってきた3頭で決着した。ルメール騎手のワイドエンペラーが内を通って5着。外を回った馬は出番がなかった。

メイショウゲキリンはマイペースで逃げ、キャントウェイトの追撃をハナ差完封して優勝。八坂S(3勝C)を勝った後に障害未勝利を2戦使った7歳牡馬が平地に戻って9番人気で重賞初制覇を飾った。これで芝2200mは[2−3−3−2]、長期休み明けを除き23年以降の芝2200mは[2−3−2−0]で複勝率100%。内を通った馬しか伸びない特殊な馬場で中山芝2200mが得意な田辺騎手がハナを切って粘り込んだ。馬場、展開、コース取りが嵌まっての勝利。来春に定年する笹田師は7年半ぶりの重賞勝利となった。

キャントウェイトは1番枠から内ラチ沿いの6番手を進み、メンバー最速の36.5秒で上がってハナ差の2着。直線で前にメイショウゲキリン、外にヴーレヴィーがいてスペースがなかったが、狭いところを捌くとしぶとく伸びてきた。直線でスムーズなら差し切っていたかもしれない。前走WASJ第2戦(3勝C)を勝った馬。ガチンコ勝負になるWASJを勝ってきた馬はその後活躍する傾向があるが、重賞初挑戦で6番人気で激走した。これで芝2200mは[2−2−0−2]。ゴールドシップ産駒で持久力がある。

ヴーレヴーは4番枠から内ラチ沿いの3番手を進み、メンバー2位タイの37.1秒で上がって0.3秒差の3着。直線で内にいたキャントウェイトを締めれば2着だったが、狭いところを割られて3着に後退した。最後に伸び切れなかったのは距離が長いこともあるのだろう。重馬場の巴賞を2番手から抜け出した3馬身半差で圧勝したように道悪は鬼の部類。父サトノクラウンも道悪巧者だった。4歳になって地力が強化されいる。

レガレイラは好位につけ、4コーナーから直線で外に出したが、直線で伸び切れず0.5秒差の4着。上がりはメンバー5位タイの37.3秒。戸崎騎手が重馬場で前残り傾向を考慮して好位につけ、直線で馬場のいい外に出したが、この日は内を通った馬しか伸びない馬場だった。これで道悪は[0−0−0−4]。道悪でも稍重程度で上がりが速い馬場ならこなせるのではないか。次走はエリザベス女王杯の連覇を狙うことになりそうだ。

コスモキュランダは出遅れて最後方から押し上げて6番手の外を進み、勝負どころでついて行けず、直線で一杯になって5.0秒の11着。有馬記念2着、宝塚記念11着で2番人気に支持されたが、全く見せ場がなかった。内を通って前に行った馬が有利な馬場で出遅れて大外ブン回しでは厳しかった。それにしても酷い騎乗。調教の動きが地味に映り、パドックではいつもより腹目が薄かった。叩き良化型で目標は有馬記念か。

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