アイビスSD
レース回顧

ピューロマジックは6番枠からスタートを決めて外に切れ込みながら先頭に立ち、メンバー最速の31.7秒で上がって3馬身差で圧勝した。勝ちタイム53.5秒は02年アイビスSDを勝ったカルストンライトオの53.7秒を0.2秒上回るレコードタイム。レースラップは11.7−10.1−10.4−10.4−10.9秒。昨年のアイビスSDは11番手からメンバー最速の31.3秒で差し切ったが、今年は昨年より1キロ重い56キロを背負い、逃げて最速上がりを繰り出したように昨年より強いレースをしている。

ハナを切ってもタメが利くようになってきており、5歳になって馬がさらに進化してきている。函館スプリントS、アイビスSDを連勝してサマースプリントシリーズは20ポイントでトップに立ち、優勝の可能性が高くなってきた。これまでスプリント重賞5勝は全て直線が平坦なコース。昨年は中山のスプリンターズSを使って8着。全面野芝の中山は夏の新潟の適性がリンクすることが多いが、直線の急坂の克服がポイントになる。

ロードトレイルは11番枠から3番手につけ、メンバー3位タイの32.0秒で上がって0.5秒差の2着。3勝クラスを15戦して勝てなかった馬が格上挑戦で14番人気で穴をあけた。前半馬群に埋もれそうになったが、大野騎手が上手く捌いてスペースを確保し3番手につけられたことが大きかった。ビッグシーザー、エコロレジーナがスムーズさを欠いたこともプラスに働いている。3走前の駿風S(3勝C)で56.7秒で走ってクビ差の2着があったが、走破タイムが遅く、格上挑戦では14番人気も当たり前か。

カウスリップは4番枠から2番手につけ、メンバー11位タイの32.2秒で上がって0.6秒差の3着。最後にロードトレイルに頭差競り負けた。前4走3勝クラスで9、10、5、3着に負けた馬が格上挑戦で10番人気で激走した。前走駿風S(3勝C)は56.8秒で走って2着ロードトレイルにクビ差の3着。タイムが遅い駿風Sの結果をどう評価するのかがポイントだった。

ビッグシーザーは17番枠から6番手につけ、メンバー3位タイの32.0秒で上がって0.7秒差の4着。直線でカウスリップ、ロードトレイルが内から前に入ってきたことで少し減速して内に切れ込むロスがあった。2着ロードトレイルとは0.2秒差。スムーズなら2着争いに加われたかもしれない。

アメリカンステージは16番枠から3番手につけ、メンバー14位タイの32.3秒で上がって0.8秒差の5着。外枠から外ラチ沿いを進んだが、ジリジリとしか伸びず、マークしていたピューロマジックに突き放された。有利な外枠から外ラチ沿いを進んでスムーズだっただけに力負けなのだろう。

エコロレジーナは10番枠から8番手につけ、メンバー7位タイの32.1秒で上がって0.9秒差の6着。ビッグシーザーの後ろから伸びてきたが、馬込みで進めたぶんもあり伸び切れなかった。前走韋駄天Sを逃げて55.1秒(稍重)で勝ったが、今回は速い流れで前に行けなかったことが堪えた。

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