しらさぎS
レース回顧

エルトンバローズは10番枠から8番手の外を進み、メンバー6位タイの34.2秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分33秒2(稍重)。メタルスピードが逃げて前半3F34.6秒、5F58.2秒。上がり35.0秒、ラップは11.5−11.5−12.0秒。稍重でメタルスピードが飛ばしたことで上がりが掛かるレースになり、馬場のいい外から差し追い込みに徹した馬が上位を独占した。

エルトンバローズは前半の進みが悪く中団から差すレースになったが、最後までしぶとく伸びて追い込み馬を完封した。23年毎日王冠以来となる重賞3勝目。近走不振が続いていたが、昨年のマイルCSで1分31秒7で走って0.4秒差の5着、前走マイラーズCで1分32秒1で走って0.4秒差の8着に入っていた。G3でメンバーが楽になり、地力タイプで稍重のタフな馬場もプラスに働いている。昨年のサマージョッキーズシリーズを優勝した松若騎手は好スタートを切った。

キープカルムは内めの14番手を進み、直線で外に持ち出すとメンバー最速の33.8秒で最後に強烈な末脚を繰り出して2着に突っ込んだ。3着エコロアルバ、5着スイープアワーズが大外を回って早めに動いたが、キープカルムはロスなく回って直線で馬なりのまま外に持ち出したことが最後のひと伸びに繋がっている。昨年のしらさぎSを1分33秒0で勝った馬が1キロ重い58キロを背負って2着に入った。昨年のしらさぎSを勝った後不振が続いていたが、半姉カムニャックと同様に阪神マイルで復調した。

エコロアルバは出遅れて17番手を進み、メンバー2位の33.9秒で追い込んで0.1秒差の3着。2着キープカルムとはハナ差。外からスイープアワーズにマークされて外に出すのに手間取ったが、いい脚を長く使って3着に突っ込んだ。3歳馬で53キロは有利だったが、出遅れてそれを生かせなかった。競馬にタラレバは禁物といわれるが、出遅れずにもう1、2列前につけていれば際どいレースになったのではないか。稍重でも走れるが、勝負どころで少し手応えが悪かったことを見ると理想は良馬場か。

ファンダムは9番枠から馬込みの10番手を進み、メンバー4位タイの34.1秒で上がって0.1秒差の4着。3着エコロアルバとはハナ差。直線でエルトンバローズの内にいたが、叩き合いで伸び切れなかった。これで芝1600〜1800mは[3−0−1−1]。前走京王杯SCは2番手から伸び切れず8着に終わったが、今回は適距離で差すレースをして見せ場を作った。少しずつクラス慣れしてきている。

スイープアワーズは17番枠から最後方を進み、メンバー3位の34.0秒で追い込んで0.2秒差の5着。1番人気のエコロアルバを外からマークして進み、勝負どころでエコロアルバの手応えが悪いと見ると仕掛けて上がって行ったが、そのぶん最後にガツンと伸びなかった。前走立雲峡Sの勝ちタイム1分31秒6は1週前の阪神牝馬Sと同タイム。重賞初挑戦だったが、ある程度メドの立つ走りができた。

ミニトランザットは14番枠から13番手を進み、メンバー6位タイの34.2秒で上がって0.2秒差の6着。直線で自分のスペースを確保し、勝ったエルトンバローズの外から追ったが、最後は切れ負けして外からも交わされた。前走ダービー卿CTは直線で抜け出した後に伸び切れず0.1秒差の4着。重賞で勝ち負けできそうなレベルに到達しているが、最後にひと伸びできないレースが続いている。

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