宝塚記念
レース回顧
メイショウタバルは16番枠から離れた2番手を進み、メンバー4位の35.3秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは2分12秒1(重)。レース直前に大雨が降って良→重に急激に悪化した。コスモキュランダが逃げて前半5F60.3秒。後半5F59.8秒、上がり35.6秒、ラップは11.8−11.6−12.2秒。中盤に12.5秒に落ちたが、ラスト3Fは全て12.2秒以下。重馬場の適性と持久力が問われるレースになり、大阪杯2、1、3着馬が1、2、3着に入った。4着から5着は5馬身離れており、良馬場でも上位3頭で決着したかもしれない。重馬場がメイショウタバルに有利に働いたが、この勝利はそれだけではない。
メイショウタバルは2番手に控えたときに我慢して折り合えるかがポイントだったが、離れた2番手で逃げている形になったことで折り合いがつき、直線でひと脚使ってクロワデュノールを完封した。武豊騎手は前週の安田記念でもシックスペンスで離れた2番手から雪崩れ込んでG1を制している。大逃げする馬がいると離れた2番手につけた馬が有利になって雪崩れ込むことが非常に多いが、安田記念、宝塚記念もそのパターンになった。メイショウタバルは昨年の宝塚記念を2分11秒1(稍重)で圧勝しており2連覇を達成。重馬場で勝ったことで凱旋門賞のいい練習になったのではないか。秋は凱旋門賞が目標。武豊騎手の夢の実現を期待したい。
クロワデュノールは5番枠からメイショウタバルを見ながら5番手を進み、メンバー2位タイの35.2秒で上がってクビ差の2着。北村友騎手がメイショウタバルをマークして直後につけて直線で外から交わそうとしたが、クビ差まで詰めるのが精一杯だった。メイショウタバルを負かす乗り方ができており、メイショウタバルが強かったというしかない。昨秋にプランスドランジュ賞(仏G3)を2分11秒6(重)を勝っており道悪はこなすタイプ。2着ダリズは凱旋門賞を制している。このあたりの比較からメイショウタバルは凱旋門賞を勝ち負けできる位置にいるのではないか。クロワデュノールは休養して秋は古馬3冠を目指すことになりそうだ。
ダノンデサイルは1枠1番から道中12番手を進み、勝負どころで9番手に押し上げ、メンバー最速の35.0秒で上がって0.5秒差の3着。4着コスモキュランダとは頭差。道中内ラチ沿いをロスなく回り、4コーナーで外に出すと鋭く伸びたが、位置取りが後ろ過ぎて3着が精一杯だった。1枠1番に入っただけに中団あたりにつけたかったが、位置取りが悪くなったことが堪えた。これでジャパンC、有馬記念、大阪杯、宝塚記念で4戦連続3着。3連単3着固定で狙いたくなるが、左回りになるとレースぶりが一変する可能性がある。
コスモキュランダはハナを切って前半5F60.3秒のマイペースで大逃げし、メンバー6位タイの36.1秒で上がって0.5秒差の4着。昨年の有馬記念で2番手から2着に粘って12番人気で大波乱を演出した馬が8番人気で見せ場を作った。昨年のAJCCは良馬場でもタフな馬場で勝ったダノンデサイルに0.1秒差の3着に入った。今回は良馬場で高速馬場だったが、雨が降って重に悪化したことがプラスに働いている。人気になると走らず、人気薄で激走するダイタクヘリオスのようなタイプ。調子が上がれば有馬記念で期待できる。
レガレイラは12番手からメンバー5位の35.9秒で上がって1.6秒差の7着。直前の大雨で良から重に悪化したことが堪えた。昨年の宝塚記念は脚部不安明けで11着に終わったが、今年は有馬記念から直行でも調教の動きが良く、調教後の馬体重より10キロ減って484キロで仕上がりは良さそうだった。これで4〜6月は全てG1で[0−0−0−4]。これまで重賞を4勝しているが、全て9〜12月で春より秋から冬に走るタイプ。左回りは[0−0−1−2]。このあたりを考慮すると秋は昨年と同じローテーションか。
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