桜花賞
レース回顧

スターアニスは7枠15番まら9番手の外につけ、直線で外に持ち出すとメンバー最速タイの33.7秒で差し切って2馬身半差で圧勝した。勝ちタイムは1分31秒5。ロンギングセリーヌが逃げて前半3F34.1秒、5F57.2秒、上がり34.3秒、ラップは11.5−11.1−11.7秒。リリージョワが外枠発走で逃げられなかったが、阪神JF(前半5F57.3秒)と同じような流れになり、スピードと地力が問われるレースになり、阪神JFの1、2着馬がワンツーを決めた。

スターアニスは中団の外から楽々と差し切って2馬身半差で圧勝し、3歳牝馬同士では能力が違うことを示した。阪神JFから直行したが、調教診断で1位評価したように調教の動き、気配が良く、パドックでは馬体、気配とも目立ち、これは勝つと思えるほどの仕上がりだった。母エピセアロームはスプリンターで距離に壁があったが、スターアニスは距離の壁を破ってマイルG1を連勝した。次走はさらに距離を延ばしてオークスに向かう予定。松山騎手がゴールした後に馬に「アニたん」と声をかけていたのが印象的。デアリングタクトで牝馬3冠を達成したが、温厚な性格を含め、このあたりが牝馬に好かれる理由か。

ギャラボーグは3枠5番からスタートを決めて5番手につけ、4コーナーから直線で外に持ち出すとメンバー6位タイの34.4秒で上がって0.4秒差の2着。阪神JFは後方から最速の34.3秒で内から追い込んで0.2秒差の2着に入ったが、今回は好位につけて正攻法のレースで2着に入った。これで阪神では[1−2−0−0]。前走クイーンCは1.2秒差の9着に終わったが、得意の阪神で巻き返した。流れてタフなレースになったことも良かったのだろう。ダノンスコーピオンの全妹。次走はオークスに向かう予定。

ジッピーチューンは出遅れて後方2番手からメンバー最速タイの33.7秒で上がって0.5秒差の3着。クイーンCでドリームコア(桜花賞は2番人気)に0.3秒差の2着に入った馬が12番人気の低評価を覆して激走した。出遅れた後に後方2番手まで下げて内に入れ、直線で馬群を捌きながら伸びてきた。北村友騎手の一発狙いの騎乗が上手く嵌まったが、本来は好位からのレースができるタイプ。長距離輸送で馬体が6キロ減っていたが細くはなかった。右前肢の剥離骨折が判明し休養することになった。

アランカールはスタートが遅く最後方を進み、大外からメンバー3位の33.8秒で追い込んで0.6秒差の5着。1分31秒5の高速決着で最後方から大外ブン回しでは物理的に届かなくて当たり前。前走チューリップ賞は11番手からメンバー最速の33.0秒で追い込んで0.1秒差の3着に入っただけに武豊騎手には届く位置で進めて欲しかったファンの方も多いのではないか。チューリップ賞は前半3F36.0秒、桜花賞は34.1秒。阪神JFは33.7秒で最後方。現状、速い流れで中団につけて勝ちに行くほどの体力がないのか。

ナムラコスモスは13番手からメンバー4位の34.1秒で上がって0.6秒差の6着。芝1400mを使っていた馬で速い流れでも好位につけられるタイプだが、スタートした後に外から来られて位置取りが悪くなったことが堪えた。4位の上がりを繰り出して2着に0.2秒差の6着まで追い上げたように力は見せている。好走しても人気にならないタイプ。ある程度前につけても速い上がりを繰り出せる持ち味を生かせれば、どこかで一発ありそうだ。

ドリームコアは11番手の外からメンバー6位タイの34.4秒で上がって0.8秒差の9着。外枠スタートから終始外を回って直線で伸び切れず、最後は外から5着アランカールに交わされた。右回りのサフラン賞で外を回って直線で伸び切れず3着に負けたが、現時点では右回りより左回りの方が良さそうだ。母がノームコアでデビューから全て外国人騎手が騎乗し人気になるタイプ。次走は未定だが、3戦3勝の左回りで巻き返すか。

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