高松宮記念
レース回顧
サトノレーヴは道中10番手の馬込みで進め、4コーナーから直線で外に出すとメンバー最速の32.4秒で差し切って2馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1分6秒3はレースレコード。16年高松宮記念を勝ったビッグアーサーの1分6秒7を0.4秒上回った。インビンシブルパパが逃げて前半3F32.5秒。2番手以下は離れており、実質は前半3F33.0秒前後か。上がりは33.8秒、ラップは11.1−11.6−11.1秒。流れが速くなって10番手以下から差した2頭で決着した。昨年のスプリンターズSは8歳のウインカーネリアンが制したが、今回は7、7、9歳馬で決着。高齢馬がスプリント界を席巻している。
サトノレーヴは直線に向いたときに手応えに余裕があり、ルメール騎手が追い出すと一気に後続を引き離して楽勝した。昨年の高松宮記念を2番人気で1分7秒9で制したが、今年は1番人気で1分6秒3のレースレコードで制し2連覇を達成した。高松宮記念の2年連続勝利はキンシャサノキセキ以来2頭目。ルメール騎手はテン乗りで高松宮記念初制覇となった。香港&英国G1で2着に入ったのはダテではなく、国内のスプリント戦では能力が違うことを示す強い勝ち方だった。全面野芝で高速決着になるスプリンターズSで7、4着に負けていたが、レコードで圧勝し課題をクリアした。父のロードカナロアは安田記念を制している。
レッドモンレーヴは道中13番手を進み、4コーナーから直線で外に出すとメンバー2位の32.5秒で上がって0.3秒差の2着。東京芝1400mは[1−2−0−1]で上がりは1、1、1、2位で全て32秒台。京王杯SC1、2着で接戦したウインマーベルはスプリンターズS2着、マイルCS3着。近親のオレハマッテルゼは京王杯SC2着、東京新聞杯2着の後に初の芝1200mで高松宮記念を制した。このあたりから穴馬で狙ったが、15番人気で激走した。酒井騎手は4コーナーで外に斜行したため、過怠金3万円を課せられている。蛯名厩舎は馬体を18キロ絞って勝負にきていた。秋は前哨戦を使ってスプリンターズSを目指す予定。
ウインカーネリアンは道中4番手を進み、メンバー6位タイの33.2秒で上がって0.3秒差の3着。2着とはクビ差。昨年のスプリンターズS勝ち馬が7番人気の低評価を覆して速い流れで3着に踏ん張った。三浦騎手が4番手に控え、ロスを少なくして上手く乗っている。9歳馬がスプリントG1で馬券圏内に入るというのは、昔では考えられなかったが、ウインカーネリアンは調教の動き、レースを見ても衰えはない。この流れで先行して3着に粘ったのは大したもの。秋は前哨戦を使ってスプリンターズSを目指す予定。
パンジャタワーは1枠1番から内ラチ沿いの4番手を進み、メンバー6位タイの33.2秒で上がって0.4秒差の4着。スタート後の直線で他馬に寄られて接触してバランスを崩す不利があった。直線で外に持ち出してウインカーネリアンとの間の狭いところを割ってきたが、3着に頭差届かなかった。このあたりがスムーズなら馬券圏内があったかもしれない。それでも海外遠征後の検疫があって調整が難しい中、上手く仕上げて善戦したことを評価したい。4歳馬が地力強化中。大事に使って行けば、スプリントG1で勝ち負けできそうだ。
ナムラクレアは14番手からメンバー3位の32.7秒で上がって0.8秒差の6着。3コーナーで外のペアポルックスが内に斜行したため、内にいたレッドモンレーヴと接触して下がる不利があった。直線では前が壁になってスペースがなく、外に持ち出して狭いところを割って伸びてきたが、終始スムーズなレースをしたサトノレーヴに0.8秒差をつけられた。ラストランVはならなかったが、パドックで馬体、気配が目立ったように仕上がりは良く、不利がなければ勝ち負けできたのではないか。子供にG1制覇の夢を託したい。
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