阪神大賞典
レース回顧

アドマイヤテラは1枠1番から内ラチ沿いの6番手を進み、4コーナーから直線で外に出すとメンバー最速の34.1秒で差し切って3馬身差で圧勝した。勝ちタイム3分2秒0はレコード。サンライズソレイユが逃げて前半5F62.5秒のスローペース。中盤5F61.2秒、後半5F58.3秒。過去3年は中盤にラップが落ちて後半5F57秒台になったが、今年は中盤に12.3秒以下にラップが落ちず、スタミナ&地力が問われるレースになった。アドマイヤテラは1枠1番から内で折り合って直線で抜け出すお手本のようなレースで優勝。目黒記念に続き、1番人気で重賞2勝目を挙げた。

武豊騎手が向こう正面で長手綱で折り合った姿に久々に痺れた。馬体、気配が良くなっていたため調教診断で1位評価にしたが、パドックでは馬体が成長してこれまでとは違う姿だった。5歳になって本格化してきたのではないか。レイデオロ産駒はサンライズアース(阪神大賞典)、エキサイトバイオ(菊花賞3着)など長距離で活躍馬を出している。武豊騎手は阪神大賞典9勝目。デビューから40年連続重賞勝利となった。昨年は72勝でリーディング13位。今年は18勝でリーディング11位。アドマイヤテラとは[3−0−1−0]で好相性。次走は天皇賞(春)でG1獲りを目指す。

アクアヴァーナルは内ラチ沿いの4番手から2番手に押し上げ、メンバー4位の34.9秒で上がって0.5秒差の3着。直線で早めに抜け出し、外からアドマイヤテラに交わされた後もしぶとく粘ってダノンシーマを完封した。これで3000mでは古都S2着、万葉S1着、阪神大賞典2着で連対を確保。芝2400mは[2−2−0−1]で長距離戦では安定して走っている。四位厩舎のエピファネイア産駒。万葉S勝ち馬は阪神大賞典で不振だったが、データを覆し6番人気で激走した。

ダノンシーマは馬込みの6番手を進み、メンバー2位の34.7秒で上がって0.7秒差の3着。勝負どころで川田騎手が外に出さないように騎乗し、アドマイヤテラの後ろから伸びてきたが、アクアヴァーナルを捕まえられなかった。白富士Sを1分57秒0で勝ったため、金鯱賞から大阪杯を使うとみて次走の狙い馬に指名したが、結果的に芝3000mは長かったか。それでも重賞初挑戦で3分2秒7で走って3着なら悪くない。次走は新潟大賞典、目黒記念あたりか。

マイネルエンペラーは5番手から勝負どころで外を回って上がって行ったが、直線で一杯になって1.0秒差の5着。上がりはメンバー5位の35.3秒。外から捲ったレッドバンデは7着。レコード決着になったレースで外々を回るレースでは厳しかったか。ゴールドシップ産駒で持久力が優れた馬。昨年勝った日経賞は稍重の渋った馬場だった。タフな馬場で注意したい。

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