フィリースレビュー
レース回顧

ギリーズボールは1枠2番から出遅れた後に中団に押し上げ、直線で内から馬群を捌くとメンバー最速タイの34.2秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分20秒6。アイニードユーが逃げて前半3F34.2秒。上がりは34.9秒、ラップは11.5−11.6−11.8秒。中盤に流れが緩まず最後まで11秒台のラップが続き、関東馬の差し追い込み馬がワンツーを決めた。ギリーズボールは出遅れた後に押し上げて頭を上げて折り合いを欠いていたが、直線で馬群を捌くと一気に抜け出して快勝。

前走フェアリーSで13着に惨敗し、輸送で馬体が10キロ減って腹目が細くなっていたが、10番人気で重賞初制覇を飾った。内をロスなく回ったこともあるが、出遅れて前半脚を使い、折り合いを欠いていたことを考えると強い内容。新馬戦を勝った後に次走の狙い馬で取り上げたようにやはり能力が高いのだろう。手塚厩舎のエピファネイア産駒で母はオークス5着馬フロアクラフト、近親にコントラチェック(フラワーC、ターコイズS、オーシャンS)がいる。今後は体調面を考慮して桜花賞は回避する予定。

サンアントワーヌは8枠17番から14番手を進み、メンバー3位の34.4秒で追い込んで0.3秒差の2着。外枠スタートから終始外を回ったが、いい脚を長く使って2番人気で2着を確保。前走フェアリーSは好位から伸び切れず5着に終わったが、2戦2勝の芝1400mでパフォーマンスを引き上げた。勝ったギリーズボールとは内外の差があり、着差ほどの差はない。レースを使いながら仕上げが進んできている。賞金を加算できたため、桜花賞、NHKマイルCが視野に入る。

アイニードユーは前半3F34.2秒で逃げ、メンバー12位タイの35.2秒で上がって0.3秒差の3着。2着とはハナ差。前走エルフィンSで逃げて0.4秒差の3着に粘った馬がテン乗りの西村淳騎手が逃げて3着に粘り込んだ。これで芝1400mは[1−0−1−3]で5着以内を確保。ある程度飛ばしたことを考えるとよく粘っている。ファインニードル産駒で将来はスプリンターになりそうだが、桜花賞の出走権を確保したため使ってきそうだ。

デアヴェローチェは7枠13番から6番手につけ、メンバー6位の34.7秒で上がって0.3秒差の4着。2着とはハナ+ハナ差。直線で2着争いでクビの上げ下げになったが、タイミングが悪く4着に終わった。これで芝1400mは2、1、4着で安定して走っている。馬が走りに前向きで最後までまじめに走るタイプ。今後も堅実に走りそうだ。

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