中山牝馬S
レース回顧
エセルフリーダは2枠3番から2番手につけ、4コーナーから直線で先頭に立つとメンバー10位タイの35.9秒で上がって後続を完封した。勝ちタイムは1分47秒1(稍重)。レーゼドラマが逃げて前半5F59.6秒。内を通った馬が有利な馬場で内枠からロスなく回った馬が3着まで独占した。4コーナーから直線で内から3頭目より外が荒れており、外から差しにくい馬場になっていた。
エセルフリーダは2番手から早めに動く積極的なレースで優勝。前走初富士S(3勝C)を勝った馬が6番人気で重賞初制覇を飾った。今年10年目の武藤騎手は父の管理馬で重賞初制覇となった。これまで芝2000m以上を使われていたが、初の芝1800mでパフォーマンスを引き上げた。昇級戦で前走より2キロ軽い53キロも良かったのだろう。これで中山は[4−0−0−1]で4連勝。今後は休養して秋はオールカマーからエリザベス女王杯を目指す予定。
ビヨンドザヴァレーは1枠2番から内ラチ沿いの5番手につけ、メンバー9位の35.7秒で上がって0.2秒差の2着。24年のターコイズSで2着がある馬が11番人気で激走した。内を通った馬が有利な馬場で内枠からロスなく回ったことが大きかった。昨年の中山牝馬Sは54キロを背負って1分47秒3で走って0.2秒差の4着だったが、今年は同じ2番枠から55キロを背負って1分47秒3(稍重)で走って0.2秒差の2着。昨年より強いレースをしている。前2走減った馬体が11キロ増えて戻ったことも良かったのだろう。社台RHの6歳牝馬。クラブの規定でこれがラストランとなった。
パラディレーヌは2枠4番から内ラチ沿いの7番手を進み、直線で外に持ち出すとメンバー3位タイの35.3秒で上がって0.2秒差の3着。2着とはハナ差。明け4歳馬が56.5キロを背負ったが、岩田望騎手がロスなく回り、直線で外に出して持ってきた。岩田望騎手とは[2−1−2−0]で相性がいい。昨年の秋華賞で3着、エリザベス女王杯で2着に入ったのはダテではないことを示した。今後も相手なりに走りそうだ。
ニシノティアモは7枠14番から10番手の外を進み、メンバー最速の35.1秒で上がって0.2秒差の5着。外枠で位置取りが悪くなり終始外を回ったが、大外から最速上がりを繰り出して能力を示した。内が有利な馬場でずっと外を回るレースでは厳しかった。牝馬同士ならすぐに巻き返しそうだ。
アンゴラブラックは6番手の外から伸び切れず1.3秒差の13着。上がりはメンバー15位の36.5秒。これまで[4−3−0−1]で堅実に走る馬だが、初めて大崩れした。前3走は1、2、2番枠で内をロスなく回っていた。ただし外々を回ったにしても負け過ぎ。稍重の緩い馬場も堪えたか。
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