チューリップ賞
レース回顧
タイセイボーグは7枠13番手スタートから9番手の外につけ、メンバー2位の33.1秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分34秒3。グランドオーパスが逃げて前半3F36.0秒、5F60.7秒の緩い流れ。上がりは33.6秒、ラップは11.3−10.7−11.6秒。流れが緩んで上がり勝負になり、外枠から切れる脚を使った阪神JF組の人気馬が1、3着に入った。
タイセイボーグは中団の外から差し切って重賞初制覇。新潟2歳S2着、アルテミスS3着、阪神JF3着で春のG1に向けて物差しになりそうな馬だったが、パフォーマンスを引き上げてクラシックに名乗りを上げた。安田記念とマイルCSを制したインディチャンプの初年度産駒。前走16キロ増えた馬体がさらに10キロ増。デビューから30キロ増えて馬体が充実してきている。次走桜花賞でも相手なりに走りそうだ。
ナムラコスモスは8枠14番から3番手の外につけ、メンバー6位タイの33.5秒で上がってクビ差の2着。芝1400mの未勝利戦、芝1600mのこぶし賞(1勝C)を最速上がりで2連勝してきた馬が8番人気で激走した。先行してもある程度速い上がりを繰り出せる持ち味をデビューから騎乗している田口騎手が引き出した。ダノンプレミアムの初年度産駒が初めて重賞で連対した。田口騎手は桜花賞でG1&重賞初制覇なるか。
アランカールは7枠12番から11番手につけ、メンバー最速の33.0秒で追い込んでクビ+クビの3着。直線でタイセイボーグを追いかけてきたが、交わすところまで行かなかった。タイセイボーグの位置につければ勝てそうだったが、3着に入って桜花賞の出走権を確保した。トライアルで武豊騎手はテン乗りだっただけにこの乗り方でいいのだろう。母は桜花賞2着、オークス1着のシンハライト。次走桜花賞は能力&末脚全開か。
サキドリトッケンは出遅れて離れた最後方を進み、3コーナーで馬群に取りつくとメンバー3位タイの33.2秒で上がって0.6秒差の11着。スローペースで出遅れて馬群に追いつくのに脚を使い、直線で前が詰まり加減でトップギアに入らなかった。それでも3位の33.2秒で上がって芝の適性を示した。桜花賞出走権は獲れなかったが、中央の芝G2で爪痕を残した。今後は地方交流重賞を含め、全国区になることを期待したい。
ソルパッサーレは中団の外から伸び切れず0.7秒差の12着。上がりはメンバー10位タイの33.7秒。前走河津桜賞はスマートプリエールが飛ばして上がりの掛かる消耗戦になったが、今回は流れが緩んで上がり勝負になり、速い上がりに対応できなかった。芝2000mの未勝利戦を圧勝したように本来は長い距離が合うタイプ。今後は忘れな草賞からオークスを目指すことになりそうだ。
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