中山記念
レース回顧
レーベンスティールはスタートを決めて内ラチ沿いの4番手につけ、メンバー3位の33.8秒で狭いところを割って抜け出してレースを制した。勝ちタイムは1分45秒1。セイウンハーデスが逃げて前半5F59.2秒。上がりは34.4秒、ラップは11.5−11.4−11.5秒。前半の流れが緩み、中盤から最後まで11.4〜11.5秒のラップが続き、末脚の持続力が問われるレースになった。エアレーションしていない開幕週の馬場で内をロスなく回った馬が有利な状態だった。
レーベンスティールは直線で前が詰まったが、戸崎騎手が落ち着いて捌くと鞭一発で突き抜けた。24年のオールカマーではルメール騎手が同じようなレースぶりで勝っている。これで芝1800mは[5−2−1−0]、非根幹距離では[7−2−1−1]で重賞5勝。新馬戦以降、福島では3着、香港では8着。新潟では11着、阪神では7着、京都では12着に終わったように初めての競馬場では連対がない。長距離輸送に弱いこともあるのだろう。このあたりをクリアしてG1制覇を期待したい。
カラマティアノスは5番手からメンバー6位タイの34.0秒で上がって0.3秒差の2着。道中レーベンスティールを見ながらロスなく進め、直線で外に出して追ったが、最後まで追いつけなかった。共同通信杯2着の後10着以下が4戦続いたが、前走中山金杯を勝ち、今回2着に入ってパフォーマンスを引き上げた。パラダセールの一族で近親にサトノフラッグ、サトノレイナスがいる。共同通信杯までは左回りでしか連対がなかったが、右回りでタフな中山は合っている。津村騎手の好調ぶりも見逃せない。
エコロヴァルツは3番手から勝負どころで早めに動いてメンバー11位の34.2秒で上がって0.3秒差の3着。6枠10番スタートから終始外を回り、勝負どころで早めに仕掛けて勝ちに行ったが、最後に甘くなって2頭に交わされた。外枠で外を回ると甘くなるという懸念通りのレースだった。横山武騎手は外枠は大嫌いというように外枠、特に8枠では不振傾向。エコロヴァルツは昨年Mデムーロ騎手で4番枠から1分44秒8で走ってハナ差の2着。今年は外枠、横山武騎手でパフォーマンスを落とした。
チェルヴィニアはスタートで寄られて後方を進み、メンバー2位の33.7秒で上がって0.4秒差の5着。直線では前が詰まり加減で目一杯に追えなかった。秋華賞を勝ってから勝ち切れないレースが続いているが、パドックを見るとようやく馬体、気配が良くなり復調気配を感じさせた。ルメール騎手は芝2000m重賞でチャンスがあるとコメント。牝馬を立て直すのは難しいが復活を期待したい。
セイウンハーデスは1枠1番から前半5F59.2秒で逃げたが、直線で一杯になって0.8秒差の12着。エプソムCのレコード勝ちが評価されて1番人気に支持されたが、負けるにしても直線ではいつもとは違う止まり方だった。レース後に右前脚の落鉄が判明。その影響もあるのだろう。次走は大阪杯に向かう予定。
[Home]