日経新春杯
レース回顧

ゲルチュタールは2番手からメンバー7位タイの34.3秒で上がり、直線で激しい叩き合いをクビ差で制した。ファミリータイムが逃げて前半5F61.4秒のスローペース。後半5F59.0秒、上がり34.4秒、ラップは11.5−11.2−11.7秒。開催3週目で馬場が荒れて前残り傾向が強い馬場状態だった。ゲルチュタールは2番手から抜け出す正攻法のレースで優勝。青葉賞でエネルジコに0.1秒差の3着、菊花賞でエネルジコに0.4秒差の4着。長距離戦で強い馬を相手に善戦してきた馬が1番人気で重賞初制覇を飾った。これで芝2200〜2400mは[4−0−1−0]で3着以内を確保。それほど切れる脚がないため、荒れた馬場も合っているのだろう。今後は阪神大賞典あたりから天皇賞(春)を目指すことになりそうだ。

ファミリータイムは前半5F61.4秒のスローペースで2番手を5馬身程度離して逃げ、メンバー9位タイの34.4秒で上がってクビ差の2着。11番人気で穴をあけた。2番手につけたゲルチュタールが追いかけなかったため、大逃げの形になり、ラスト4Fを11秒台のラップでまとめて粘り込んだ。大逃げする馬がいると2番手につけた馬がなだれ込むことが多いが、その通りのレースになった。ゲルチュタールの坂井騎手がそれを狙ったレースをしたこと、前残り傾向が強い馬場で差し追い込み馬の出番はなかった。ファミリータイムは2連勝でOP入りし、前走中日新聞杯は7着に終わったが、距離2F延長、重賞2戦目でパフォーマンスを引き上げた。芝2200〜2400mは[4−3−1−2]で安定して走っている。

リビアングラスは内ラチ沿いの3番手からメンバー9位タイの34.4秒で上がって0.3秒差の3着。前の2頭には追いつけなかったが、最後までしぶとく伸びて3着を確保。9番人気で穴をあけた。昨年は2月の京都記念(稍重、荒れ馬場)で6番人気で2着。こういう荒れた馬場で持久力が問われるレースが合っているのだろう。決め手があるシャイニングソード、サブマリーナが後方に控え過ぎたこともプラスに働いている。

シャイニングソードは出遅れて最後方を進み、大外からメンバー最速の33.4秒で追い込んで0.8秒差の8着。最速上がりを繰り出したが、位置取りが後ろ過ぎた。[4−3−2−0]で3着以内を確保していたが、昇級戦、重賞初挑戦で初めて着外に終わった。川田騎手の無気力騎乗のように見えるが、出遅れて最後方、前残り馬場、中盤に流れが緩んだことで諦めた面もあるか。相馬眼的にこのメンバーにここまで負ける馬ではない。

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