フェアリーS
レース回顧
ブラックチャリスは8枠15番スタートから好位につけ、直線で少し外に持ち出すとメンバー最速の35.1秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分33秒6。レオアジャイルが逃げて前半5F58.0秒。上がりは35.6秒、ラップは12.1−11.4−12.1秒。向こう正面が強い追い風で流れが速くなったが、最後の直線が強い向かい風で上がりが掛かり、前に行った馬が上位を独占した。ブラックチャリスは不利な外枠からスタートダッシュで好位につけ、道中ある程度ロスなく進め、直線で差し切って優勝。
函館2歳S2着、ファンタジーSで4着に負けた馬が芝1600mで重賞初制覇を飾った。前走16キロ増えた馬体がさらに10キロ増えていたが、太くはなくほとんどが成長分なのだろう。流れが速くなったことで芝1200mの速い流れでタフなレースを経験して2頭での決着になった。決め手がある1、2番人気馬は10、13着に終わった。流れてタフなレースになったことでキャリアの差が出た印象。津村騎手は距離はギリギリとコメントしたが、春は桜花賞、NHKマイルCを目指すことになりそうだ。
ビッグカレンルーフは2枠4番から内ラチ沿いの3、4番手を進み、直線で狭い内から捌いてメンバー2位タイの35.2秒で上がってクビ差の2着。3走前に初芝のすずらん賞を1分10秒7(稍重)で勝った馬が10番人気で激走した。すずらん賞は直線で外に持ち出すと強烈な末脚で差し切ったが、2着ショウナンカリスはファンタジーSで2着に入った。内を通って前につけた馬が有利な馬場で内枠から好位の内につけたことが大きかった。小柄な牝馬でも勝負根性がある。マイルをこなし賞金を加算できたため、桜花賞に使ってきそうだ。
レオアジャイルは1枠1番から前半3F34.1秒、5F58.0秒で逃げ、メンバー15位の35.6秒で上がってクビ+ハナ差の3着。1枠1番からロスなく回り、上がりは遅かったが、最後の直線が強い向かい風で切れる脚を使う馬がいなかった。同日の8Rは前半3F33.8秒、5F56.8秒のハイペースで4、2番手につけた馬が2、3着に粘っている。強風の影響があり、上がりを見ても内を通って前に行った馬が有利な馬場だったことを示している。新種牡馬ダノンスマッシュ産駒が初めて重賞で馬券圏内を確保した。
マカレイは8枠16番から3番手の外につけ、メンバー11位タイの35.5秒で上がって0.2秒差の4着。大外枠から持ち前のダッシュ力で先行したが、直線で伸び切れなかった。4コーナーで逆手前で走っていたことも影響したのだろう。まだ粗削りだが、東京の未勝利戦をスパッと抜け出して勝ったように能力はある。
サンアントワーヌ は6番手の外からメンバー8位タイの35.4秒で上がって0.3秒差の5着。6番手の外で流れに乗り、直線で前を射程圏に入れたが伸び切れなかった。東京芝1400mで2勝したように飛びが大きいため、広くて直線の長いコースが合うのだろう。能力はあるため、馬体が成長して実が入ってくれば。
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