京都金杯
レース回顧
ブエナオンダは7枠15番から5番手につけ、直線で外からメンバー6位タイの33.8秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分33秒7。シンフォーエバーが逃げて前半5F59.1秒。上がりは34.6秒、ラップは11.6−11.5−11.5秒。流れが緩んでも隊列が縦長になり、道中3〜5番手からなだれ込んだ3頭で決着。開幕週のAコースで例年は内に綺麗なグリーンベルトがあるが、今年はタフな馬場だった。ブエナオンダは隊列が縦長になったことで内から2列目を進み、直線で激しい叩き合いを制して優勝。
三年坂S(3勝C)を勝ち、まほろばSで2着、キャピタルSで3着に入った馬が4番人気で重賞初制覇を飾った。これで川田騎手では[3−0−3−1]。乗り慣れた川田騎手が展開と位置取りをマッチさせて上手く乗っている。2勝Cを勝ち上がるのに8戦を要した馬で重賞を勝つまで出世するとは思わなかったが、着実にパフォーマンスを引き上げて重賞制覇を成し遂げた。勝負根性があり、他馬が苦しくなったところでひと伸びできるのは今後も武器になる。次走は横山武騎手で東京新聞杯に向かう予定。
ファーヴェントは6枠11番からスタートを決めて内ラチ沿いの3番手につけ、メンバー13位タイの34.0秒で上がって頭差の2着。松山騎手が内ラチ沿いをロスなく回り、直線でシンフォーエバーの外に出して抜け出したが、最後にブエナオンダに交わされた。前走富士Sはメンバーが揃ったG2で0.8秒差の7着に終わったが、今回はハンデG3でメンバーが楽になっていた。相手なりに堅実に走るのは母トータルヒート譲りか。パドックでは手入れの行き届いた雄大な馬体が目立っていた。小倉大賞典に出走したら注意したい。
ショウナンアデイブは3、4番手からメンバー11位タイの33.9秒で上がって頭+クビ差の3着。最低18番人気が3連単100万馬券を演出した。最後の直線で内に斜行したため、池添騎手は戒告処分を受けた。長期休み明けを除き、G3以下で道中4番手以内につけたときは[3−1−3−1]、この条件で池添騎手では[2−1−2−0]で3着以内を確保。今年7歳になったが、ディープインパクト産駒は高齢になってもパフォーマンスが落ちない馬が多い。昨年は7歳のヨーホーレイク(京都記念)、ホウオウカラーズ(京成杯AH)、ディープモンスター(京都大賞典)が重賞を制している。
トロヴァトーレはスタートダッシュがつかず後方を進み、メンバー最速の33.2秒で追い込んで0.2秒差の4着。直線で馬群に突っ込んで鋭く伸びてきたが、流れが緩んで前がなだれ込むレースになり、後方からでは厳しかった。勝ったブエナオンダの上がりを0.6秒上回っている。前2走ダートを使ったが、やはり芝1600mが合っているのだろう。ハマーハンセン騎手は昨年のWASJを優勝したが、先週は[0−1−0−9]で2着が1回あるのみ。2年連続でドイツのリーディング騎手。慣れてくれば変わってくる。
ランスオブカオスは1枠1番から内ラチ沿いの8番手を進み、メンバー4位タイの33.7秒で上がって0.2秒差の5着。吉村誠騎手が直線で何とか捌こうとしたが、最後まで前が壁になってまともに追えなかった。最後の直線で内に斜行してキープカルム、シンフォーエバーの進路を妨害したため、吉村誠騎手には過怠金1万円が課せられた。1枠1番でこの流れならもう1、2列前で進められそうだが、前半外から前に入られて位置取りが悪くなったことが堪えた。例年とは違うタフな馬場も微妙に影響したのだろう。
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