中山金杯
レース回顧
カラマティアノスは7枠11番から4番手につけ、勝負どころで2番手に押し上げるとメンバー8位の34.4秒で上がってハナ差の接戦を制した。勝ちタイムは2分00秒3。ピースワンデュックが逃げて前半5F60.5秒。後半5F59.8秒、上がり34.7秒、ラップは11.7−11.3−11.7秒。ラスト4、5Fで流れが緩んで上がり勝負になり、ある程度前につけた2頭で決着。カラマティアノスは前4走差し追い込みで10着以下が続いていたが、テン乗りの津村騎手がスタートを決めて好位につけ、勝負どころで早めに動いて押し切った。
共同通信杯でマスカレードボールの2着に入った馬が7番人気で重賞初制覇を飾った。1枠1番のケイアイセナが控えて流れが落ち着いたこと、緩い馬場で差し追い込み馬の決め手が削がれたことがプラスに働いている。マスカレードボールと接戦した馬はその後活躍が目立つので注意したい。パラダセールの一族で近親にサトノフラッグ(弥生賞)。これまで左回りでしか連対がなかったが、右回りでタフな中山も合うのだろう。今後はひと息入れて中山記念から大阪杯を目指すことになりそうだ。津村騎手は1月5日生まれ。24年1月6日の中山金杯をリカンカブールで勝ち、今年は1月4日だった。誕生日に金杯を勝てるように頑張りたいとコメント。
アンゴラブラックは2枠2番から5番手につけ、直線でカラマティアノスの外に出すとメンバー3位の34.1秒で上がってハナ差の2着。直線で前が壁になり、外に持ち出すロスがあった。最後は鋭く伸びてきただけにスムーズなら勝っていた可能性が高い。戸崎騎手は馬場が緩く少しモタついたとコメント。これで芝1800〜2000mは[4−3−0−0]で連対率100%をキープ。前走アイルランドT2着でもハンデは据え置きの55キロ。Bコース変更でロスなく回れる2番枠。JRAは社台を優遇することが多いので注意したい。
グランディアは中団の後ろからメンバー最速タイの34.0秒で上がってハナ+クビ差の3着。最後に鋭く伸びて勝ち馬と同タイムの3着まで追い上げた。勝負どころで大外をブン回さないように馬なりのままタメ、4コーナーから直線で大外に持ち出して伸びてきたが、2コーナーで外から前に入られて位置取りが後ろになったことが堪えた。2コーナーで8番手をキープできれば、もっと際どいレースになっていたのではないか。母はディアデラノビア。この一族は高齢になっても走る馬が多い。7歳セン馬だが、噛み合えば重賞で連対圏がある。
カネラフィーナは9番手からメンバー4位タイの34.2秒で上がって0.3秒差の4着。先行抜け出しで4連勝してきたが、今回はスタートして社台のアンゴラブラックに遠慮したのか、位置取りが悪くなり、直線で前が壁になって最内に切れ込むロスがあった。流れを考えるといつも通り先行していれば、勝ち負けできたのではないか。それでも重賞初挑戦で通用するメドは立った。本来はレース巧者で相手なりに堅実に走るタイプ。中山牝馬S、福島牝馬Sあたりで重賞制覇がありそうだ。
ピースワンデュックは前半5F60.5秒で逃げ、メンバー13位の35.0秒で上がって0.3秒差の5着。4コーナーで外から早めに来られたが、最後までしぶとく伸びて掲示板を確保した。善戦止まりが続いているが、着実にパフォーマンスを引き上げている。右回りでは[1−0−0−3]で中山の秋風Sを勝っているが上がり3位以内がない。左回りは[3−1−0−1]で上がりは4戦が1、1、1、2位。左回りの少し長めの距離を使うとレースぶりが一変する可能性がある。ヨシトミ先生だし、昔確変だった目黒記念あたりか。
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