チャンピオンズC
レース展望

過去10年で1番人気は[4−3−0−3]で7連対。単勝1倍台は[1−0−0−2]、2倍台は[1−1−0−0]、3倍以上は[2−2−0−1]。単勝1倍台の断然人気は過信禁物。2番人気は[1−1−0−8]で2連対、3番人気は[1−3−2−4]で4連対。6〜8番人気が3連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は40倍、6倍、48倍、290倍、6倍。23年は1−12番人気で大波乱になった。

連対馬20頭のうち15頭が前走3着以内。前走ダート重賞で3着以内に入った馬が活躍。前走4、5、5、6、7着から連対した5頭のうち3頭はダートG1馬だった。前走8着以下は[0−0−5−24]で3着が多い。連対馬18頭が前走3番人気以内。連対馬20頭全てが前走5番人気以内に支持されていた。前走重賞で5番人気以内だった馬に注目。前走6番人気以下は[0−0−1−28]で14番人気の3着が1回あるのみ。

ナルカミはダート[5−0−0−1]で1勝C、いわき特別、不来方賞、JDダートクラシックを4連勝。前走JDクラシックは前半5F60.2秒で逃げ、最速の39.0秒で上がって2分3秒7で3馬身差で圧勝。2着は羽田盃、東京ダービーを圧勝したナチュラルライズ。2着から9馬身差の3着ルクソールカフェは武蔵野Sを制した。中京ダ1800m1勝Cは前半5F61.6秒で逃げ、ラスト1Fで失速して0.6秒差の7着。

チャンピオンズCで同じコースで失速したのは少し気になるが、陣営は来年のサウジC、ドバイWCを視野に入れて左回りのチャンピオンズCに使ってきた。過去10年で逃げた馬は[2−0−3−5]で1番人気のレモンポップが2勝。ウィリアムバローズ、ダブルハートボンドとの兼ね合いがカギになる。田中博厩舎のサンダースノー産駒。ゴドルフィン&田中博厩舎は過去2年のチャンピオンズCをレモンポップで制している。

ダブルハートボンドはブリーダーズGCで2着に負けたが、中央ダートでは6戦6勝。前走みやこSは2番手から4コーナーで先頭に立つと4位の36.2秒で上がって1分47秒5(不良)のレコードで優勝。前半5F59.3秒で2〜4着は差し追い込み馬。中京ダ1800mは3戦3勝で未勝利戦を6馬身差、1勝Cを1.9秒の大差、2勝Cを3馬身差で圧勝。坂井騎手は過去2年レモンポップで逃げて勝っており3連覇が懸かる。

ルクソールカフェは未勝利、黒竹賞、ヒヤシンスS、伏竜Sを4連勝。ケンタッキーダービーは道中揉まれて12着、JDクラシックは2.4秒差の3着に終わった。前走武蔵野Sは大外枠から4番手につけ、2位タイの34.9秒で抜け出して1分35秒2で3馬身半差で圧勝。全兄カフェファラオはフェブラリーSを2勝したが、チャンピオンズCは6、11着。JDクラシックではナルカミに2.4秒差の3着。これをどう考えるか。

チャンピオンズCで2年連続2着のウィルソンテソーロ、南部杯2着馬シックスペンス、平安S勝ち馬アウトレンジ、JBCクラシック2着馬メイショウハリオ、かしわ記念2着馬ウィリアムバローズ、フェブラリーS2着馬サンライズジパング、みやこS4着馬ラムジェット、JBCレディスクラシック2着のテンカジョウなど伏兵は多士済々。ウィルソンテソーロはダートG1[2−5−0−7]でJBCクラシック、南部杯を優勝。過去2年のチャンピオンズCは追い込んでレモンポップに0.2秒差、ハナ差の2着。南部杯を4馬身差で圧勝したが、前走JBCクラシックは2.2秒差の5着。今年の中京ダ1800mで川田騎手は[1−4−5−8]。

シックスペンスは初ダートの南部杯で好位からしぶとく伸びて1分34秒9で走り4馬身差の2着。芝1800mは3戦3勝でスプリングS、毎日杯、中山記念を優勝。ダート2戦目、ダ1800mでパフォーマンスを引き上げるか。今秋のG1でルメール騎手は[3−1−1−2]。アウトレンジは平安Sを勝ち、帝王賞でミッキーファイトにクビ差の2着。前走みやこSは中団から伸び切れず1.8秒差の7着。ダ1800mは[5−1−1−4]でみやこSでサンライズジパングの2着がある。過去10年で大久保龍厩舎は[1−1−1−5]。

メイショウハリオはダートG1[4−2−2−6]で今年は川崎記念を優勝。前走JBCクラシックは大外から捲ってミッキーファイトに3馬身差の2着。ラストランになるが、浜中騎手が落馬負傷のため、テン乗りの武豊騎手が騎乗する。ウィリアムバローズはダ1800m[6−4−1−1]で東海S(京都)、日本TV盃を優勝。ダートG1はかしわ記念6着、JBCクラシック6着、フェブラリーS13着、かしわ記念2着。7歳馬がG1の壁を超えるか。テンカジョウはダート[6−2−4−0]、ダ1800m[5−2−3−0]。ナルカミと同じサンダースノー産駒。鞍上は国分優騎手。

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