鳴尾記念
レース展望

今年から12月に移動し、距離が1800mに変更された。過去10年で1番人気は[2−3−0−5]で5連対。過去4年は6、6、12、1着で1連対のみ。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[2−1−1−6]で3連対。6〜9番人気が3連対。10番人気以下が1連対。過去3年は5番人気以内で決着し、馬連は15倍、20倍、3倍。近年の傾向から上位人気馬の組み合わせで10倍前後を狙うのが妙味。

19年以降、前走重賞で3着以内に入った馬は[5−1−0−7]で6連対。前走重賞好走馬に注目。過去10年で前走10着以下から2頭が連対したが、17年以降は[0−0−1−32]。前走惨敗馬が巻き返すことは稀。6番人気以下で連対した4頭には重賞5着以内があった。4頭のうち3頭は前走OP以上で3、3、4着だった。前走3、4着に負けた馬は人気の盲点になりやすい。穴で前走3、4着に負けた関西牡馬に注意。

グランヴィノスは重賞以外[4−1−0−0]で連対を確保。重賞では2、3歳時に京都2歳S6着、青葉賞8着に終わったが、前走チャレンジCで4番手から6位タイの34.9秒で上がってオールナットに0.1秒差の2着に入った。友道厩舎のキタサンブラック産駒でヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスの半弟。川田騎手では[3−2−0−1]。佐々木氏は今年[4−4−1−13]、重賞では[0−1−0−3]。

オールナットは重賞以外[4−1−2−1]で4着以内を確保。重賞では京都2歳S7着、東京新聞杯9着、新潟大賞典6着に終わったが、前走チャレンジCを11番手から最速タイの34.5秒で抜け出して1分58秒0で優勝。モレイラ騎手が直線で内に切れ込んでスパッと抜け出してきた。芝1800mは[2−0−1−0]で大阪城Sでデビッドバローズに0.5秒差の3着がある。北村友騎手では[4−0−2−4]。

ラジオNIKKEI賞2着馬センツブラッド、アンドロメダS勝ち馬ウエストナウ、大阪城S勝ち馬デビットバローズ、カシオペアS2着馬ナムラエイハブ、同3着馬ショウナンマグマ、AJCC2着馬マテンロウレオ、昨年のプリンシパルS勝ち馬ダノンエアズロック、22年のホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデ、まほろばS3着馬ニホンピロキーフなど伏兵は数多い。週末は雨は降らない予報。開幕週の良馬場で高速決着になりそうだ。

センツブラッドは白百合Sで1分45秒3で走って頭差の2着。ラジオNIKKEI賞は内ラチ沿いの6番手から徐々に押し上げ、5位タイの35.2秒で上がってエキサイトバイオに半馬身差の2着。前走カシオペアSは7着。ひと叩きされてどこまで変わるか。ウエストナウは前走アンドロメダSを8番手から最速タイの34.3秒で差し切って1分58秒9で優勝。デビュー戦の阪神芝1800mの未勝利戦を8番手から最速の34.0秒で差し切って1分45秒4で2馬身差で圧勝している。佐々木晶厩舎のキズナ産駒。ムラ馬だが、あっさりもある。

[Home]