マイルCS
レース展望

過去10年で1番人気は[2−1−1−6]で3連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]だが、単勝2倍以上は[0−1−1−6]で未勝利。2番人気は[0−4−1−5]で4連対、3番人気は[2−3−0−5]で5連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は6、8、8番人気。過去3年は6−8番人気、5−3番人気、4−7番人気で決着し、馬連は118倍、44倍、30倍。近年は中穴以上の決着が続いている。

連対馬20頭のうち18頭が前走3着以内、連対全馬が前走5着以内。前走6〜9着は[0−0−1−27]、10着以下は[0−0−0−35]でほとんど出番がない。前走6着以下が5番人気以内に支持されても[0−0−0−5]で不振。連対馬20頭のうち17頭にG1連対があった。マイルG1で連対がある馬が活躍。G1連対がなかった3頭にはG2勝ちがあった。G1連対、またはG2勝ちがある差し追い込み馬に注目。

ジャンタルマンタルは国内では[5−2−1−0]、芝1600mでは[4−1−0−0]で朝日杯FS、NHKマイルC、安田記念を優勝。安田記念は前半5F58.4秒で3番手から8位タイの34.2秒で抜け出して1分32秒7で優勝。前走富士Sは前半5F58.3秒で3番手から5位タイの33.3秒で上がってガイアフォースに半馬身差の2着。休み明けで馬体8キロ増、勝ち馬より2キロ重い59キロを背負っていた。国内マイルG1は3戦3勝。今年のG1で川田騎手は[1−2−1−8]、1番人気では[0−0−0−2]。

ソウルラッシュは芝1600mのG1は[1−2−2−4]、右回りは[1−2−0−2]でマイルSCは4、2、1着、左回りは[0−0−2−2]で安田記念は13、9、3、3着。昨年のマイルCSは10番手から2位タイの33.6秒で差し切り1分32秒0で2馬身半差で圧勝。今年はドバイターフでロマンチックウォリアー(24年安田記念1着)に勝っている。安田記念は0.3秒差の3着、前走富士Sは59キロを背負って0.4秒差の3着。7歳秋でも衰えはなさそう。ドバイターフで騎乗したCデムーロ騎手が騎乗する。

アスコリピチェーノは国内芝1600m[4−2−0−0]、G1は[2−2−0−0]で阪神JF、ヴィクトリアマイルを勝ち、桜花賞、NHKマイルCで2着。今年はサウジの1351ターフスプリントを優勝。ヴィクトリアマイルは出遅れて後方2番手から2位の33.3秒で差し切り1分32秒1で優勝。3着シランケドは新潟記念、4着アルジーヌはクイーンSを制した。前走ジャックルマロワ賞は0.5秒差の9着。国内でルメール騎手では[4−1−0−0]。今秋のG1でルメール騎手は2番人気以内なら[3−0−1−0]。

富士S勝ち馬ガイアフォース、毎日王冠勝ち馬レーベンスティール、しらさぎS2着馬チェルヴィニア、アイルランドT勝ち馬ラヴァンダ、昨年のマイルCS2着馬エルトンバローズ、同3着馬ウインマーベル、スワンS勝ち馬オフトレイル、同2着馬ワイドラトゥール、NHKマイルC2着馬マジックサンズ、京王杯SC勝ち馬トウシンマカオなど伏兵は多士済々。ガイアフォースは芝1600m[1−2−0−3]で安田記念で4、4、2着。前走富士Sは2番手から抜け出して1分31秒7で優勝。2着ジャンタルマンタルより斤量が2キロ軽かった。昨年以降のG1で横山武騎手は[0−1−2−21]、芝1600mは[0−0−0−5]で8着が最高。

レーベンスティールはセントライト記念、エプソムC、オールカマー、毎日王冠を優勝。非根幹距離では[6−2−1−1]、根幹距離では[0−0−0−4]。芝1600mではしらさぎS(59キロ)で7着。根幹距離だが、レーン騎手が持ってくるか。チェルヴィニアは秋華賞を勝った後、4、9、6、2、7着。芝1600mは[1−2−0−1]。マーカンド騎手がガツンと追って輝きを取り戻せるか。トウシンマカオは京王杯SCを1分18秒3のレコードで優勝。前走スプリンターズSは3番手から伸び切れず10着。芝1600mG1は朝日杯FS6着、NHKマイルC8着。横山武騎手から昨年ソウルラッシュで勝った団野騎手に乗り替わる。

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