福島記念
レース展望
過去10年で1番人気は[1−3−3−3]で4連対。1〜3枠は[0−0−2−2]で連対がないが、4〜7枠は[1−3−1−0]で3着以内を確保。2番人気は[4−0−1−5]で5連対、3番人気は[1−3−2−4]で4連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。過去4年は必ず6番人気以下が連対し、馬連は44倍、102倍、63倍、73倍で荒れている。人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
トップハンデは[2−1−1−8]で1、7、10番人気が連対。昨年は後方から捲った7番人気のアラタが優勝。57キロは[1−0−0−3]、57.5キロは[1−1−0−3]、58キロ以上は[0−0−1−2]。58キロ以上は割り引き。6番人気以下で連対した7頭の脚質は逃げ2先行0、差し2追込3。連対した7頭のうち5頭は4コーナーで6番手以内。逃げ馬と小回りに向きの決め手がある差し追い込み馬を絡めたい。
エコロヴァルツはG2以下では[3−1−1−2]で右回りでは[3−1−1−0]で3着以内を確保。今年は中山記念でハナ差の2着、大阪杯で0.3秒差の4着、安田記念で0.5秒差の7着、中京記念は0.2秒差の4着に入った。前走天皇賞(秋)は先行して伸び切れず0.6秒差の11着。勝ち切れないが強いメンバーを相手に堅実に走っている。右回りの芝2000mは皐月賞7着、大阪杯4着。今回はG3でメンバーが楽になるが、トップハンデ58.5キロを背負う。プーシャン騎手は[5−6−5−28]。重賞初制覇なるか。
クリスマスパレードは芝2000m[2−0−0−3]で5着以内を確保。昨年の紫苑Sを1分56秒6のレコードで勝ち、秋華賞は0.5秒差の5着、中山金杯は0.4秒差の4着。ヴィクトリアマイルは0.4秒差の9着、クイーンSは1.0秒差の9着に終わったが、出遅れて追い込むレースになったことが堪えている。休養して立て直し、得意の芝2000mに使ってきた。テン乗りの戸崎騎手がわざわざ福島に遠征して騎乗するのが匂う。過去10年で牝馬は[1−2−1−28]で過去3年は3、3、6番人気が連対している。
新潟大賞典勝ち馬シリウスコルト、昨年の福島記念勝ち馬アラタ、3連勝でOP入りしたニシノティアモ、小倉記念勝ち馬イングランドアイズ、昨年のクイーンS勝ち馬コガネノソラ、昨年の小倉記念勝ち馬リフレーミングなど。シリウスコルトは福島民報杯を先行抜け出しで1分59秒8で勝ち、新潟大賞典を逃げて2分00秒5(稍重)で優勝。福島ではラジオNIKKEI賞で2着がある。七夕賞で8着に終わったときと同じトップハンデ58.5キロを背負う。古川吉騎手では[2−1−0−2]。福島巧者がトップハンデを克服するか。
アラタは福島芝2000m重賞[1−0−2−1]。昨年の福島記念は後方から捲って2分00秒7で優勝。前走札幌記念は後方から追い込んで0.3秒差の3着。昨年より1キロ重い58.5キロがどう出るか。ニシノティアモは芝1800mの1、2、3勝Cを3連勝。芝2000mではミモザ賞で2着がある。ニシノレヴナントの半妹。ハンデは54キロ。勢いで突破するか。イングランドアイズは芝2000m[4−2−1−6]で小倉記念を51キロ勝ち、チャレンジCで0.3秒差の5着。重賞勝ち馬がハンデ54キロは少し恵まれたか。
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