エリザベス女王杯
レース展望
3歳馬と古馬が争う女王決定戦。過去10年の1番人気は[2−2−2−4]で4連対。3歳馬は[1−1−1−0]で昨年ブレイディヴェーグが制した。2番人気は[0−0−1−9]で連対なし、3番人気は[4−0−3−3]で4連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対。過去5年の馬連は33倍、22倍、518倍、19倍/155倍、15倍で荒れている。G1実績馬が揃うが人気薄の激走が多く荒れている。
連対馬14頭が前走3着以内。秋華賞、府中牝馬S、オールカマー好走馬が活躍している。前走6着以下から連対した4頭は秋華賞6、10着、府中牝馬S7、7着。穴で秋華賞、府中牝馬Sで7着前後に負けた馬に注意。京都で行われた7年で6番人気以下で連対した5頭のうち4頭が道中3番手以内につけていた。クロコスミアが9、9、7番人気で前に行って2着に粘っている。穴で逃げ先行タイプの人気薄を絡めたい。
レガレイラはホープフルSを勝った後、6、5、5、5着に終わったが、有馬記念を6番手から最速タイの34.9秒で抜け出して2分31秒8で優勝。3着ダノンデザイルはAJCCとドバイSCを連勝した。宝塚記念は中団から伸び切れず1.5秒差の11着。長期休み明け、太め残り、道悪が影響したか。前走オールカマーは出遅れて8番手を進み、勝負どころで外から押し上げ、最速の34.0秒で差し切って2分10秒2で優勝。
牝馬が57キロを背負って得意の中山で重賞3勝目を挙げた。今回は牝馬同士の定量戦で56キロ。昨年のエリザベス女王杯は中団から伸び切れず0.5秒差の5着。ルメール騎手が直線で敢えて荒れた内を突いたのは大人の事情か。戸崎騎手は京都芝G1[0−2−2−23]で未勝利。京都芝2200mのG1では14、4、4、5着。今年の芝2200m重賞は全て中山で1番人気に支持され[3−0−0−0]。なんだかな(笑)
ステレンボッシュは昨年牝馬3冠で桜花賞1着、オークス2着、秋華賞3着。香港ヴァーズまでは[3−3−2−0]だったが、大阪杯は13着、ヴィクトリアマイルは8着、札幌記念は15着に終わった。今年のG1でルメール騎手は[4−1−2−5]で現在3連勝中。今年の重賞で国枝厩舎は[1−1−0−23]。国枝調教師は勝てば牝馬限定G1完全制覇となる。国枝調教師は栗東留学の元祖。ラストイヤーに女神が微笑むか。
クイーンC&札幌記念2着のココナッツブラウン、カシオペアS勝ち馬オーロラエックス、アイルランドT3着馬カナテープ、同4着馬ライラック、小倉牝馬S勝ち馬フェアエールング、昨年のエリザベス女王杯4着馬シンリョクカ、府中牝馬S勝ち馬セキトバイースト、昨年の秋華賞2着馬ボンドガール、秋華賞2着馬エリカエクスプレス、同3着馬パラディレーヌ、桜花賞3着馬リンクスティップなど伏兵は数多い。雨は降らない予報。
ココナッツブラウンはクイーンSで出遅れて後方から最速の34.0秒で上がって頭差の2着。前走札幌記念は出遅れて後方から3位の35.5秒で追い込んで0.2秒差の2着。京都では[2−0−2−0]。出遅れ、距離延長、輸送で馬体が減らないかがカギ。オーロラエックスは京都外回りでは[3−0−0−0]で上がりは1、2、2位。重賞はローズS9着、小倉牝馬S4着。過去10年で松山騎手は[0−2−0−7]。
カナテープは前3走府中牝馬S2着、関屋記念1着、アイルランドT3着。前走は馬体が14キロ減っていた。長距離輸送で馬体が減らないか、初の芝2200mがカギ。レーン騎手が騎乗する。パラディレーヌは秋華賞で大外枠から16番手を進み、大外をブン回して最速の34.4秒で上がり0.2秒差の3着。内ラチ沿いを逃げたエリカエクスプレスとは0.1秒差だった。丹内騎手から乗り慣れた岩田望騎手に乗り替わる。
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