デイリー杯2歳S
レース展望

過去10年で1番人気は[5−2−1−2]で7連対。過去5年は[5−1−0−0]で単勝オッズに関係なく堅実。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[2−1−1−6]で3連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、7、8、8番人気。過去5年の馬連は2倍、3倍、13倍、42倍、3倍。19年は3−7番人気で万馬券が出たが、近年は荒れても中穴止まり。少頭数で人気馬同士の決着が多い。

連対馬19頭が前走1着。新馬、未勝利戦を勝った馬が14連対。初勝利直後でも通用している。前走2〜5着は[0−0−4−13]で3着が多い。前走6着以下は[0−1−0−16]で1連対のみ。前走新馬戦、未勝利戦勝ち馬は前走2番人気以内なら[4−3−1−8]、[2−2−3−11]、デイリー杯2歳Sで5番人気以内なら[4−3−1−6]、[3−0−3−6]。新馬、未勝利戦勝ち馬は前走人気だった馬に注目。

カヴァレリッツォは中京芝1600mの新馬戦を8番手から最速の34.0秒で差し切って1分34秒2で5馬身差で圧勝。レースのラスト3Fは12.0−11.5−11.1秒で尻上がり。直線で外に出せず内に切れ込むと唸るような手応えで伸びてきたが、北村友騎手は最後まで鞭を入れていなかった。シルクHCで4500万円で募集された吉岡厩舎のサートゥルナーリア産駒で近親にサトノレイナスがいる。北村友騎手からCデムーロ騎手に乗り替わる。今年の芝重賞でCデムーロ騎手は[1−1−0−0]で連対率100%。

アドマイヤクワッズは東京芝1600mの新馬戦を9番手から最速の33.3秒で差し切って1分34秒1で優勝。レースのラスト3Fは11.5−11.3−11.2秒で尻上がり。セレクトセール7260万円の友道厩舎のリアルスティール産駒。友道厩舎はデビュー戦でもかなり入念に乗り込んで好タイムを出して仕上げてきていた。強烈な末脚で差し切ったが、瞬発力で勝負するタイプではなく自在に動けそうな馬。今年の芝1600m重賞で坂井騎手は[2−0−0−11]。ただし京都芝重賞は[0−0−0−9]で3着以内がない。

新馬、中京2歳Sを連勝したキャンディード、函館2歳S勝ち馬エイシンディード、サウジアラビアRC2着馬ガリレア、中京2歳S3着馬マイケルバローズ、阪神芝1600mの新馬戦を圧勝したグッドピース、阪神芝1600mの新馬戦を勝ったアイガーリーなど。キャンディードは中京2歳S(G3)を8番手から最速の33.9秒で差し切って1分19秒4のレコードで優勝。今年の芝1600m重賞で北村友騎手は[0−0−0−11]。今年の日本ダービーを2勝(1勝はドラマ・ロイヤルファミリー)した騎手が本領発揮か(笑)

ガリレアはサウジアラビアRCで1枠1番から内ラチ沿いの3番手につけ、3位の34.0秒で上がって0.3秒差の2着。新馬戦、未勝利戦は1分37秒台の遅いタイムだったが、一気に時計を詰めて7番人気で激走した。2歳重賞はこのパターンで激走する馬が多い。今年の重賞で杉原騎手は7番人気以内なら[2−2−1−4]。グッドピースは新馬戦を4番手から最速の33.2秒で差し切って1分35秒1で2馬身半差で圧勝。高野厩舎のキングマン産駒。近親のジャンダルムはデイリー杯2歳Sを勝っている。

アイガーリーは新馬戦を前半5F62.8秒で逃げて1分36秒5で優勝。今年の重賞で武豊騎手は逃げたときは[1−2−0−4]で宝塚記念をメイショウタバルが勝ち、スプリンターズSでジューンブレアが2着、秋華賞でエリカエクスプレスが2着。天皇賞(秋)でメイショウタバルは前半5F62.0秒の超スローで逃げたが、2番手につけた岩田康騎手(ホウオウビスケッツ)でもあの乗り方。みんな○島にはなりたくないか。あれを見ちゃうと今回の若手は誰も競りかけないか。武豊騎手はあまのじゃく的な乗り方があり、しかも出遅れも掛かることもあるためペースは読めない。8頭立て。

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