武蔵野S
レース回顧

ルクソールカフェは大外16番枠スタートから4番手につけ、メンバー2位タイの34.9秒で抜け出して3馬身半差で圧勝。勝ちタイムは1分35秒2。アサカラキングが逃げて前半3F35.4秒、5F59.7秒。上がりは35.5秒、ラップは11.9−11.8−11.8秒で尻上がり&持続ラップ。2、3着は追い込み馬、4〜8着は差し追い込み馬だった。勝ったルクソールカフェは大外を回って手応え良く追走し、ラスト300mから追い出すと一気に抜け出して後続を引き離した。

G3では能力が違うといったレースぶりで重賞初制覇を飾った。これで東京ダ1600mでは3戦3勝。フェブラリーSを2勝したカフェファラオの全弟が本格化してきた。未勝利戦を勝ったときに次走の狙い馬で取り上げ、次の黒竹賞を勝ったときに相馬眼ニュースで取り上げた馬。来年のフェブラリーSが楽しみになる勝ちっぷりだった。ダ1800mは2戦2勝でどちらも5馬身差で圧勝。次走はチャンピオンズCに使ってくるか。

コスタノヴァは出遅れて離れた最後方から内を通って14番手に押し上げ、メンバー最速の34.8秒で上がって0.6秒差の2着。東京ダートでは6戦6勝だったが、59キロを背負い、大きく出遅れては厳しかった。前走さきたま杯ではゲートで膠着し、今回も出遅れが懸念されていた。東京ダートで初めて負けたが、59キロを背負って大きく出遅れて2着なら悪くない。ただし今後もスタートがカギになる。

ビダーヤは1枠1番から内ラチ沿いの11番手につけ、メンバー4位の35.0秒で上がって0.6秒差の3着。2着とはハナ差。直線で少し外に出して狭いところを捌きなら伸びてきた。ダートでは全て1400mで[4−0−1−0]。今回は距離1F延びたが、最後までしぶとく伸びて距離をこなすことを示した。シャケトラの半弟で絶対能力が高い。馬が走りに前向きで相手なりに堅実に走るタイプ。

オメガギネスは出遅れて11番手を進み、メンバー5位タイの35.3秒で上がって0.9秒差の6着。出遅れて位置取りが悪くなり、道中キックバックを被り、直線では他馬と接触してバランスを崩して競り負けた。OP特別では[3−0−1−0]だが、重賞では[0−3−0−6]。前走グリーンチャンネルCは60キロを背負って1分35秒5で4馬身差で圧勝したが、重賞でメンバーが強くなるとパフォーマンスを落とすレースが続いている。10月11日の重賞で岩田康騎手は[0−0−0−9]で冴えない騎乗が続いている。

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