菊花賞
レース展望

過去10年で1番人気は[3−0−3−4]で3連対。過去6年は[1−0−2−4]で無敗の3冠馬コントレイルの1勝のみ。過去4年は13、8、3、6着に終わった。2番人気は[2−3−0−5]で5連対、3番人気は[1−1−0−8]で2連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は1連対。過去5年の馬連は9倍、24倍、20倍、19倍、11倍。上位人気馬の組み合わせで10〜20倍台を狙うのが妙味。

勝ち馬9頭が5番人気以内、残る1頭は7番人気。上位人気馬が勝つことが多い。10番人気は[0−1−1−8]だが、11番人気以下は[0−0−1−78]。11番人気以下はほとんど出番がない。6番人気以下で連対した5頭のうち4頭に重賞3着以内があり、1頭にG1で4着があった。5頭のうち4頭が前走重賞で2、3着に負けていた。穴で前走重賞で2、3着に負け、7〜10番人気になった馬を絡めたい。

エリキングは[4−0−0−2]で前走神戸新聞杯は前半5F62.6秒のスローペースで7番手の外から最速の32.3秒で差し切って2分26秒4で優勝。皐月賞は骨折明け、内でスムーズさを欠いて11着、ダービーは最速の33.4秒で追い込んで5着に終わった馬が2番人気で制し菊花賞に名乗りを上げた。休み明けで馬体10キロ増。本番を見据えた仕上げだった。芝3000m以上のG1でキズナ産駒は[0−3−2−11]、菊花賞は[0−0−0−9]で4着が3回ある。今週も当日の馬の気配と外枠の川田騎手の乗り方次第か。

ショウヘイは[2−2−1−1]で京都新聞杯を先行抜け出しで2馬身半差で圧勝。ダービーは内ラチ沿いの3、4番手から6位タイの34.3秒で上がって0.3秒差の3着。1着クロワデュノール、2着マスカレードボールの出走はない。前走神戸新聞杯は3番手から3位の32.9秒で上がってクビ差の2着。エリキングに切れ負けしたが、道中折り合いを欠き気味だった。前半5F60秒以上では[2−2−1−0]で3着以内を確保。坂井騎手から岩田望騎手に乗り替わる。芝3000m以上のG1で岩田望騎手は[0−0−0−8]。

エネルジコは[3−1−0−0]で青葉賞を大外から最速の33.4秒で差し切って2分24秒8で優勝。3着ゲルチュタールは2、3勝Cを連勝、4着レッドバンデはセントライト記念3着、5着アマキヒは2勝C優勝、8着ヤマニンブークリエはセントライト記念2着。負かした馬がその後結果を出している。前走新潟記念は5番手から6位の32.9秒で上がってシランケドに半馬身差の2着に入った。過去10年の菊花賞でルメール騎手は[4−2−1−2]で現在ドゥレッツァ(4人気)、アーバンシック(2人気)で2連勝中。

神戸新聞杯3着馬ジョバンニ、同5着馬ライトトラック、セントライト記念2着馬ヤマニンブークリエ、同3着馬レッドバンデ、日本海S(3勝C)勝ち馬ゲルチュタール、九十九里特別(2勝C)勝ち馬マイユニバース、阿賀野川特別(2勝C)勝ち馬アマキヒ、札幌日刊スポーツ杯(2勝C)勝ち馬ミラージュナイト、阿寒湖特別勝ち馬(2勝C)レクスノヴァスなど伏兵は多士済々。土曜は曇り後雨、日曜は曇り時々雨の予報。馬場はそれほど荒れていないが、雨量によっては馬場が渋り、道悪の巧拙が問われるレースになりそうだ。

ジョバンニは野路菊S、京都2歳Sでエリキングの2着、ホープフルSでクロワデュノールの2着、皐月賞は不利があって0.4秒差の4着、ダービーは0.8秒差の8着、神戸新聞杯は0.4秒差の3着。セキトバイーストの半兄。松山騎手は芝3000m以上の重賞[0−0−2−16]でG1は[0−0−0−14]。杉山晴厩舎はゲルチュタールと2頭出し。ライトトラックは2戦2勝で臨んだ神戸新聞杯で好位から伸び切れず0.5秒差の5着。32秒台の上がりが問われるレースでは厳しかった。友道厩舎はショウヘイと2頭出し。

ヤマニンブークリエはセントライト記念で内ラチ沿いの5番手から2位タイの34.4秒で内から捌いて0.1秒差の2着。2走前の町田特別は内から抜け出して勝っている。横山典騎手は内枠から内狙いか。レッドバンデは青葉賞でエネルジコに0.1秒差の3着。セントライト記念でミュージアムマイルに0.1秒差の3着。不利な大外枠から佐々木騎手がどう乗るか。ゲルチュタールは[4−1−1−1]で青葉賞でエネルジコに0.1秒差の3着がある。三田特別、日本海Sを先行抜け出しで優勝。坂井騎手では4戦4勝。馬主はサンデーR。

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