スプリンターズS
レース展望
秋のスプリント王決定戦。過去10年で1番人気は[4−0−2−4]で4連対。単勝1倍台は[0−0−0−1]、2倍台は[2−0−2−2]、3倍以上は[2−0−0−1]。2番人気は[1−2−0−7]で3連対、3番人気は[3−2−0−5]で5連対。連対馬14頭が5番人気以内、残る6頭は6、7、8、9、11、11番人気。過去5年の馬連は5倍、8倍、153倍、32倍、158倍で堅いか波乱両極端。
牝馬は[3−4−6−45]で7連対。1番人気は[2−0−1−1]でメイケイエールを除き3着以内を確保。5番人気以内は[3−3−2−16]だが、6番人気以下は[0−1−4−29]。人気薄牝馬は3着に絡めるのが妙味。前走セントウルS勝ち馬は[2−3−0−5]、スプリンターズSで5番人気以内なら[2−3−0−2]だが、6番人気以下は[0−0−0−3]。セントウルSを勝っても人気にならない馬は危険。
サトノレーヴは芝1200m[7−3−1−1]で重賞を3勝。高松宮記念は7番手から2位の33.4秒で差し切って1分7秒9で優勝。前半3F33.8秒、上がり34.1秒、ラップは11.6−11.3−11.2秒で尻上がりだった。香港のチェアマンズスプリントプライズは2馬身半差の2着、クイーンエリザベス2世ジュビリーSは半馬身差の2着。昨年のスプリンターズSはスタートで躓いて8番手から伸び切れず7着に終わったが、過去最高の552キロだった。モレイラ騎手では[2−2−1−0]。スムーズなら勝ち負けか。
ナムラクレアは芝1200m[5−3−3−3]で重賞4勝。高松宮記念は13番手から最速の33.3秒で上がって0.1秒差の2着。これで3年連続で2着。昨年のスプリンターズSは12番手から最速の33.2秒で追い込んで0.1秒差の3着。横山武騎手が騎乗し、ごちゃついて位置取りが悪くなったことが堪えた。前走函館スプリントSは出遅れた後に寄られ、3コーナーで下がってきた馬の煽りを受けてさらに位置取りが悪くなり0.6秒差の8着。スプリンターズSは5、3、3着。ルメール騎手でG1制覇のラストチャンスか。
セントウルS勝ち馬カンチェンジュンガ、同2着馬ママコチャ、同3着馬トウシンマカオ、函館スプリントS勝ち馬カピリナ、同2着馬ジューンブレア、昨年のスプリンターズS勝ち馬ルガル、アルクオーツスプリント2着馬ウインカーネリアン、アイビスSD勝ち馬ピューロマジック、香港馬ラッキースワイネスなど伏兵は多士済々。カンチェンジュンガはセントウルSを13番手から最速の33.1秒で差し切り1分7秒4で優勝。2着ママコチャは56キロ、3着トウシンマカオは58キロだった。川田騎手からテン乗りの坂井騎手に乗り替わる。
ママコチャは23年のスプリンターズS勝ち馬。今年はオーシャンS1着、高松宮記念3着、京王杯SC2着、セントウルS2着で3着以内を確保。昨年のスプリンターズSは5番手から10位の33.9秒で上がって0.1秒差の4着。夏場は安定して走るタイプ。鞍上は岩田望騎手。トウシンマカオは重賞5勝の実力馬。今年は高松宮記念4着、京王杯SC1着、セントウルS3着。前走セントウルSは58キロと外枠が影響している。昨年のスプリンターズSは7番手の内から3位タイの33.5秒で上がってクビ差の2着。鞍上は横山武騎手。
カピリナは良馬場の芝1200m[4−0−1−0]で3着以内を確保。前走函館スプリントSは内ラチ沿いの6番手から5位の33.4秒で抜け出して1分6秒6のレコードで優勝。中山芝1200mでは南総Sを1分7秒1で勝っている。中山重賞を2連勝中の戸崎騎手が騎乗する。ジューンブレアは芝1200m[4−2−0−0]で函館スプリントSはカピリナにハナ差の2着、CBC賞はインビンシブルパパに半馬身差の2着。中山芝1200mは[3−0−0−0]で新馬、2、3勝Cを優勝。過去10年で武豊騎手は[0−0−1−6]。
ルガルは昨年のスプリンターズSを1分7秒0で優勝。その後は香港スプリント11着、高松宮記念7着、チェアマンズスプリントプライズ5着。9月の重賞で川田騎手は[3−1−0−0]。ウインカーネリアンは芝1200mのG1では高松宮記念4着、アルクオーツスプリント2着。三浦騎手はG1[0−2−7−117]で連対率1.6%。ラッキースワイネスは芝1200m[13−5−1−4]でG1では[3−0−0−3]。長期休養明けのチェアマンズスプリントプライズは2着サトノレーヴに0.7秒差の6着。前走はカーインライジングに0.3秒差の2着。過去10年で外国馬は[0−0−0−5]。スタートと展開がカギになる。
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