オールカマー
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。春G1直行馬は18年まで[2−2−0−0]だったが、19年以降は[0−1−0−4]。2番人気は[1−1−1−7]で2連対、3番人気は[1−3−3−3]で4連対。連対馬18頭が5番人気以内、残る2頭は6、10番人気。過去3年の馬連は109倍、10倍、34倍で2年が中穴以上。近年は波乱傾向が強まっている。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

関東馬は[6−6−5−64]、関西馬は[4−4−5−39]。1、2番人気の関東馬は[4−3−0−7]だが、関西馬は[0−1−1−4]で1連対のみ。1番人気の関西牝馬はレイパパレが4着、デアリングタクトが6着に終わった。6番人気以下は[0−2−6−76]で3着以内に入った8頭のうち5頭に芝2200m重賞で4着以内があった。距離適性が問われる。芝2200m重賞実績馬、特に中山で実績がある馬に注意。

レガレイラはホープフルSを勝った後、6、5、5、5着で善戦が続いたが、有馬記念を6番手から最速タイの34.9秒で抜け出して2分31秒8で優勝。3着ダノンデザイルはAJCC、ドバイSCを連勝した。前走宝塚記念は大外17番枠から中団の外につけ、勝負どころで外から上がってきたが直線で一杯になって1.5秒差の11着。長期休み明け、10キロ増で過去最高体重、稍重の馬場が影響したか。中山ではホープフルS1着、皐月賞6着、有馬記念1着で上がりは全て最速。牝馬が57キロを背負う点がどう出るか。鞍上は戸崎騎手。

ドゥラドーレスは[5−2−2−2]、重賞では[0−2−1−1]で4着以内を確保。エプソムCは出遅れて16番手から最速タイの34.1秒で上がって0.3秒差の2着。速い持ちタイムがない馬が1分44秒2(稍重)で走ってパフォーマンスを引き上げた。前走七夕賞は大外枠から7番手につけ、外から4番手に押し上げると最速の35.4秒で上がって頭差の2着。勝ったコスモフリーゲンより1.5キロ重い57.5キロを背負っていた。菊花賞で4着があるが、中山、芝2200mは初めて。戸崎騎手からルメール騎手に乗り替わる。

京都記念勝ち馬ヨーホーレイク、AJCC3着馬コスモキュランダ、昨年のAR共和国杯2着馬クロミナンス、目黒記念2着馬ホーエリート、小倉牝馬S勝ち馬フェアエールング、京都記念2着馬リビアングラスなど。ヨーホーレイクは京都記念を5番手から2位の34.2秒で抜け出して2分15秒7(稍重)で優勝。大阪杯はスタートで躓いて後方2番手から最速タイの33.5秒で上がって0.3秒差の3着。前走宝塚記念は17着に終わったが、芝2200mでは日経新春杯、京都記念を優勝。過去10年で7歳以上は[0−0−1−26]。

コスモキュランダは中山[1−4−1−1]で弥生賞1着、皐月賞2着、セントライト記念2着、AJCC3着。AJCCは後方から捲ってダノンデザイルに0.1秒差の3着。大阪杯は8着、札幌記念は10着に終わったが、得意の中山で巻き返すか。クロミナンスは前4走AJCC3着、日経賞2着、目黒記念3着、AR共和国杯2着。長期休養明けでモレイラ騎手が騎乗する。ホーエリートは中山牝馬Sでシランケドの2着、目黒記念でアドマイヤテラの2着。中山芝2200mは迎春S(3勝C)を2分13秒0で優勝。テン乗りの横山武騎手がどう乗るか。

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