紫苑S
レース展望
過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。18年まで[2−1−0−1]だったが、19年以降は[1−0−2−3]で1連対のみ。2番人気は[3−2−0−5]で5連対、3番人気は[0−2−1−7]で2連対。6〜9番人気は3連対、10番人気以下は1連対。過去4年の馬連は22倍、7倍、11倍、16倍で20倍台までに収まっている。上位人気馬の組み合わせで20倍前後を狙うのが妙味。
前走連対馬が7連対。近年はオークスから直行した馬が活躍している。過去7年のうち6年で前走オークスで10着以下に負けた馬が3着以内に入っている。今年は15着サタデーサンライズ、17着サヴォンリンナが出走する。6番人気以下で3着以内に入った9頭のうち6頭が差し追い込み馬。トライアルで激しいレースになると差し追い込みが決まりやすい。穴で芝1800m以上で最速上がりで連対がある馬を絡めたい。
リンクスティップはきさらぎ賞で3番手からしぶとく伸びてサトノシャイニング(皐月賞5着、ダービー4着)に0.5秒差の2着。3着ランスオブカオスはチャーチルタウンズC、4着ショウヘイは京都新聞杯を制した。桜花賞は出遅れて離れた最後方から2位の34.0秒で上がって0.4秒差の3着。前走オークスは後方から捲って0.5秒差の5着。芝2000mは[1−1−0−0]で新馬戦2着、未勝利戦1着。西村厩舎のキタサンブラック産駒で青葉賞3着馬デュアルウィルダーの半妹。テン乗りの北村友騎手が騎乗する。
ジョスランはフラワーCで8番手から6位の35.5秒で上がって0.7秒差の4着。勝負どころでズブくて上がって行けなかったが、直線でしぶとく伸びてきた。前走カーネーションCは7番手から最速の33.5秒で差し切って1分45秒4の好タイムで優勝。横山武騎手からレーン騎手に乗り替わって走りが一変した。鹿戸厩舎のエピファネイア産駒でエフフォーリアの全妹。春の時点では馬体のバランスが整っていなかったが、馬体のバランスが良くなると一気にパフォーマンスを引き上げそうな馬。ルメール騎手に乗り替わる。
前走1勝Cを勝ったダノンフェアレディ、マイスターヴェルク、中郷特別勝ち馬エストゥペンダ、忘れな草賞勝ち馬サヴォンリンナ、スイートピーS2着馬マリアイリダータ、阪神JF3着馬テリオスララなど伏兵は数多い。ダノンフェアレディはエルフィンSは5着、忘れな草賞は4着に終わったが、前走小倉芝1800mの1勝Cを2番手から最速の34.5秒で抜け出して1分49秒2で2馬身差で圧勝。休養して馬体が20キロ増えてパワーアップしていた。セレクトセール8800万円のキズナ産駒。戸崎騎手に乗り替わる。
エストゥペンダはフェアリーSでエリカエクスプレスの3着、クイーンCでエンブロイダリーの3着がある。前走中郷特別は出遅れて最後方から最速の32.4秒で差し切って1分44秒8で3馬身差で圧勝。三浦騎手から戸崎騎手に替わって走りが一変した。芝2000mではフローラSで4着がある。田辺騎手が騎乗する。サヴォンリンナは芝2000mで未勝利、忘れな草賞を優勝。忘れな草賞では4着ダノンフェアレディに0.4秒差をつけて勝っている。サンライズジパングの半妹。得意の芝2000mで高速決着に対応できれば。
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