キーンランドC
レース回顧

パンジャタワーは3枠5番スタートから最初の直線で外に持ち出して8番手につけ、メンバー最速の33.9秒で外から差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分8秒2。ウインカーネリアンが逃げて前半3F33.6秒。上がりは34.6秒、ラップは11.3−11.5−11.8秒。パンジャタワーはNHKマイルCと同様に外から差し切って重賞3勝目を挙げた。内枠から松山騎手がすぐに外に出して外から差すレースをしたのは、馬が外差しが得意なことを考慮したようだ。

休み明け、新馬戦以来となる芝1200m、初の右回り、3歳馬が57キロを背負い、さらに次の豪G1のゴールデンイーグルが秋の最大目標と課題が満載だったが、外から豪快に差し切ってG1馬が能力の違いを見せつけた。NHKマイルCで好走した馬はスプリンターになる馬が多い。これで[4−0−0−2]で芝1200〜1600mまでこなしている。新種牡馬タワーオブロンドン産駒。父は最終的にはスプリンターになった。次走は1着賞金が約5億円の豪ゴールデンイーグルに向かう予定。

ペアポルックスは3枠6番から内ラチ沿いの3番手につけ、メンバー5位タイの34.4秒で上がって0.1秒差の2着。松若騎手がスタート後に内に入れ、3、4コーナーで内ラチ沿いをロスなく回って持ってきた。ハナまたは2番手につけたときしか連対がなかったが、好位でタメて直線でひと伸びして2着を確保。ガツンと切れるタイプではないが、脚質の幅を広げたことは今後に繋がりそうだ。次走はスプリンターズSに向かう予定。松若騎手はサマージョッキーズシリーズ26ポイントでトップに立った。

カルプスペルシュは大外16番枠から3番手につけ、メンバー11位の34.6秒で上がって0.2秒差の3着。大外枠から前に行につけるのに脚を使い、終始外を回って直線では一杯になりかけたが、最後までしぶとく伸びて3着を確保した。北海道の芝1200mで条件戦を3連勝した馬が重賞でメドを立てた。不利な大外枠だったことを考えると強いレースをしている。前走10キロ減った馬体が20キロ増えていたが、それほど太くはなかった。流れに関係なく前に行ってひと脚使えるのは、今後も武器になる。

ナムラクララは15番枠から5番手につけ、メンバー5位タイの34.4秒で上がって0.2秒差の4着。3着とはハナ差。カルプスペルシュと同様にずっと外を回って最後までしぶとく伸びてきた。前走3勝Cを勝った馬がパフォーマンスを引き上げた。新種牡馬アドマイヤマーズ産駒でナムラクレアの半妹。前走10キロ増えた馬体がさらに12キロ増えて全体的にしっかりしてパワーアップしていた。素質が開花してきている。

ウインカーネリアンはハナを切って前半3F33.6秒で飛ばし、メンバー14位の34.8秒で上がって0.2秒差の5着。3着とは同タイム。ハナを切って自分のレースに徹したが、最後に切れ負けした。8歳馬でも雄大な馬体が目立ち、スプリント戦でも衰えを見せない。叩き2戦目の次走は要注意。今年の重賞で三浦騎手は[0−0−4−16]で3着止まりが続いている。

モリノドリームは出遅れて後方から大外を回ってメンバー2位の34.1秒で上がって0.6秒差の9着。出遅れて位置取りが悪くなり、大外を回したことが堪えた。ルメール騎手は重賞で出遅れることが非常に多く、エルムS、レパードS、キーンランドCと3戦連続で出遅れ。重賞で大外を回っては届かないため、中団の内をロスなく回りたいところだったが、出遅れて大外ブン回ししかできなかった。

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