関屋記念
レース回顧
カナテープは道中15番手を進み、直線で大外に持ち出すとメンバー最速の32.5秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイム1分31秒0はレコード。シンフォーエバーが大逃げして前半3F33.9秒、5F56.9秒のハイペース。2番手は5馬身程度離れており、実質は平均より少し速い流れ。流れたことで決め手が問われるレースになり、後方から32秒台で上がった馬が上位を独占した。関屋記念は直線が長い外回りコースでも前が残ることが多いが、今年はシンフォーエバーがハイペースで飛ばしたことでスピードと末脚の威力が問われるレースになった。
カナテープは後方で脚をタメ、大外から豪快に差し切って重賞初制覇。メンバー最速の32.5秒の末脚は強烈だった。キング騎手は2走前の初音Sでもカナテープで大外一気を決めている。これまでより後ろから差し切れたのは、キング騎手によるところが大きいのだろう。馬へのあたりが柔らかく、コース取りに無駄がない。2着同着のボンドガールは直線で前が壁になって内に切れ込むロスがあった。キング騎手は函館2歳Sをエイシンディードで制しており2週連続重賞制覇となった。カナテープはサマーマイルシリーズの優勝を目指して中京記念、または京成杯AHに使ってきそうだ。
オフトレイルは1枠1番から内ラチ沿いの11番手につけ、メンバー2位タイの32.7秒で上がってクビ差の2着同着。前2走芝1200mを使ったこと、1枠1番からスタートを決めたことで中団で流れに乗れたことが大きかった。これで直線が平坦なコースでは[2−4−1−0]で上がりは全て3位以内。京都G2のスワンSで2着、阪神カップで3着がある。1枠1番はアダにもなる枠だが、菅原明騎手がスタートを決めて上手く乗っている。これまで左回りでは東京と中京で連対がなかったが、直線が平坦な新潟は合っているのだろう。
ボンドガールは9番手からメンバー4位の32.8秒で上がってクビ差の2着同着。直線で前が壁になって内に切れ込み、最後はオフトレイルの内に潜り込んで2着同着に持ち込んだ。勝ったカナテープより2キロ重い56キロを背負い、直線で追い出しが遅れたことを考えると勝ちに等しい内容。これまで重賞で2着が5回あるのはダテではないことを示した。中団より前につけるレースができるようになれば安定して走りそうだ。
シヴァースは3番手からメンバー9位タイの33.5秒で上がって0.2秒差の5着。差し追い込み馬向きのレースになり、前に行った馬の中では最先着。関屋記念は前残りが多いが、シンフォーエバーが飛ばしたことがマイナスに働いた。それでも1分31秒2で走って0.2秒差の4着なら今後のメドは立った。もう少し緩い流れで高速ラップの持続力を生かせるレースになれば、重賞でも勝ち負けできる。
イミグラントソングは16番手からメンバー5位の33.1秒で大外から追い込んで0.9秒差の11着。石川騎手が外枠から後方に控えて追い込むレースをしたが、32秒台の上がりを繰り出せず伸び切れなかった。NHKマイルCはハイペースで先行し11着。今回は後方に控え過ぎて11着。中山のひいらぎ賞、ニュージーランドTは強い内容だった。右回りの中山芝1600mに使ってきたら見直したい。
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