函館2歳S
レース回顧
エイシンディードはハナを切って前半3F34.3秒のマイペースで進み、メンバー最速タイの34.1秒で後続を突き放し2馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1分8秒4。同日の2歳未勝利戦は前半3F33.8秒、2勝Cは前半33.7秒で前残りになったが、函館2歳Sは重賞でも緩い流れになり、前が残る馬場傾向も加わって前残りになった。エイシンディードは好スタートからハナを切って内ラチ沿いをロスなく回り、4コーナーから直線で後続を引き離して快勝。他馬がスムーズさを欠く中、逃げて最短コースを通って押し切った。
門別ダートで2戦した馬が大久保龍厩舎に転厩し、キング騎手、初芝、9番人気で重賞初制覇を飾った。母エーシンエムディーも管理した大久保龍厩舎のファインニードル産駒。初芝だったことでキング騎手でも人気の盲点になった。圧勝したエイシンディードが強かったというより、新馬戦をレコード勝ちした1番人気ブラックチャリス、2番人気カイショーが控えてエイシンディードを楽に行かせ過ぎた感が強い。キング騎手の短期免許期間は7月19日から8月18日。重賞に騎乗したら人気薄でも要注意。
ブラックチャリスは4番手から2番手に押し上げ、メンバー最速タイの34.1秒で上がって0.3秒差の2着。逃げたエイシンディードが中盤から11.0−11.2秒とラップを上げて後続を引き離し、ブラックチャリスは追いかけたが最後まで追いつけなかった。函館芝1200mの新馬戦を前半3F33.4秒の速い流れで3番手から抜け出して1分8秒2のレコードで3馬身差で圧勝している。浜中騎手が前半控えてエイシンディードを楽に逃げさせたことが堪えた印象。浜中騎手はキング騎手の楽逃げを見抜けなかったか。
カイショーは出遅れた後に少し押して4番手を進み、メンバー3位タイの34.2秒で上がって0.6秒差の3着。3コーナーで外からタガノアラリアに寄られて接触して狭くなり不利があり、そのぶん仕掛けが遅れて前と離されたことで厳しくなった。函館芝1000mの新馬戦を1枠1番から前半3F33.7秒で逃げ、56秒4のレコードで3馬身差で圧勝している。2枠2番に入ったため、新馬戦のようにハナを切ってスピードを生かす手もあったが、池添騎手が出遅れてスムーズさを欠いたことが堪えた。
タガノアラリアはスタートで外隣のエイシンディードに寄られて5番手につけ、メンバー5位タイの34.3秒で上がって0.7秒差の4着。スタートで寄られたこと、3コーナーで外からスペシャルチャンス(落合騎手)に寄られたことで内にいたブラックチャリスと接触し、3、4コーナー中間で後退したことが堪えた。それでも直線ではジリジリと差を詰めて3着カイショーに半馬身差まで迫った。ラストの伸び脚を見る限り、スムーズなら馬券圏内があったかもしれない。しっかりとした末脚は今後も武器になる。
スターオブロンドンは7枠10番から7番手につけ、メンバー8位の34.5秒で上がって1.0秒の5着。土日とも内枠から内を通って前に行った馬が有利な馬場で外枠から差すレースでは厳しかった。3、4コーナーでズブさを出してそこで前と離されたことが堪えたが、直線ではしぶとく伸びていた。現時点では芝ではもっと時計、上がりが掛かる馬場が合っている。
トウカイマシェリは8枠11番から10番手を進み、直線で外からメンバー5位の34.3秒で上がって1.2秒差の7着。内枠から内を通って前に行った馬が有利な馬場で前半3F34.3秒の緩い流れ。外枠から差すレースをしては厳しかった。新馬戦は前半3F33.4秒、未勝利戦は34.1秒(重)。速い流れに対応できるが、鮫島駿騎手が控えて全くいいところがなかった。
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