函館2歳S
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−0−6]で4連対。牡馬は[2−1−0−2]で3連対、牝馬は[1−0−0−4]で1連対。20、21年は前走芝1200mの新馬戦をレコードで圧勝した馬が13、7着に終わった。2番人気は[2−2−1−5]で4連対、3番人気は[1−2−2−5]で3連対。6〜9番人気、10番人気以下は各3連対。過去5年の馬連は219倍、17倍、20倍、196倍、22倍で荒れている。

関東馬は[2−4−6−53]、関西馬は[8−6−4−50]。4番人気以内では関東馬[1−2−3−5]、関西馬[7−4−2−16]。前走函館で勝った5番人気以内の関東牡馬は[0−1−2−4]で1連対のみ。牡馬は[6−4−6−49]、牝馬は[4−6−4−67]。6番人気以下では牡馬[1−0−4−35]、牝馬[1−4−1−50]。穴で前走函館の新馬、未勝利戦を4番手以内につけて勝った馬に注意。

カイショーは函館芝1000mの新馬戦を1枠1番から前半3F33.7秒で逃げ、5位タイの33.9秒で上がって56秒4のレコードで3馬身差で圧勝。軽く仕掛けただけでノーステッキで楽勝だった。1979年ハギノトップレディのレコードを0.8秒更新した。6月の函館開幕日で同日の函館スプリントSを勝ったカピリナは1分6秒6のレコードだった。過去10年で前走函館芝1000mの新馬戦を逃げ切った馬は[0−0−1−6]、函館芝1200mは[0−1−2−16]。ただし先週は芝1800mでレコードが3回出ている。

ブラックチャリスは函館芝1200mの新馬戦を3番手から2位の34.4秒で抜け出して1分8秒2のレコードで3馬身差で圧勝。1番人気で2着トウカイマシェリは次走未勝利戦を勝っている。前半3F33.4秒、レースの上がりは34.8秒、ラップは11,4−11.6−11.8秒。勝ちタイムは同日の下北半島特別(1勝C)より0.2秒、STV杯(2勝C)より0.7秒速い。3番手から差して勝ったことは今回に繋がりそうだ。武幸厩舎のキタサンブラック産駒。2歳の芝1200m重賞に強い浜中騎手が持ってくるか。

函館芝1200mの新馬戦勝ち馬クラディスティーナ、エスカレイト、阪神芝1200mの新馬戦勝ち馬マイオウンウェイ、函館ダ1000mの新馬戦勝ち馬スターオブロンドン、函館芝1200mの未勝利戦勝ち馬トウカイマシェリ、タガノアラリアなど伏兵は数多い。クラディスティーナは新馬戦を4番手から2位タイの35.5秒で差し切って1分10秒5(重)で優勝。清水英厩舎のパドトロワ産駒でブーケファロスの半弟。今年の函館芝1200mで横山武騎手は[6−4−2−10]、3番人気以内なら[5−3−2−6]で連対率50%。

エスカレイトは新馬戦を3番手から抜け出して1分10秒7で優勝。減量騎手で51キロだった。小栗厩舎のロードカナロア産駒で近親にグランアレグリア。丹内騎手に乗り替わる。マイオウンウェイは新馬戦を逃げて1分10秒5(稍重)で優勝。高野厩舎のキズナ産駒で母はシルクロードS勝ち馬アウィルアウェイ。佐々木騎手に乗り替わる。トウカイマシェリは新馬戦で逃げてブラックチャリスに3馬身差の2着。未勝利戦は好位から抜け出して1分10秒4(重)で優勝。高柳大厩舎のドレフォン産駒で母は北九州記念勝ち馬トウカイミステリー。鮫島駿騎手は夏のスプリント重賞に強い。新馬戦で負けたブラックチャリスに勝つ秘策はあるのかどうか。

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