函館記念
レース展望

サマー2000シリーズの第1戦。過去10年で1番人気は[2−1−0−7]で3連対。55キロ以下は[0−0−0−3]、57.5キロ以上は[0−0−0−3]だが、56キロは[2−1−0−1]で堅実。2番人気は[1−0−1−8]で1連対、3番人気は[3−0−2−5]で3連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が6連対。8年で8番人気以下が連対している。過去5年の馬連は1316倍、76倍、46倍、25倍、43倍で荒れている。過去2年は1−4番人気、3−4番人気で決着。上位人気馬でも中穴になる。

トップハンデは[0−1−0−9]で7番人気の1連対のみ。3番人気以内は[0−0−0−4]で不振。重賞実績馬は人気になるが過信禁物。唯一連対した馬は7歳馬だった。4〜6歳馬は[0−0−0−4]で不振が続いている。年齢別では3歳[0−0−1−1]、4歳[3−2−2−20]、5歳[2−1−4−37]、6歳[4−4−3−38]、7歳以上[1−3−0−33]で高齢馬が活躍している。6番人気以下で連対した10頭のうち6頭が6、7歳馬だった。穴でローカル重賞実績がある6、7歳の高齢馬に注意。

マコトヴェリーキーは2走前の京都記念で3番手から6位の34.7秒で上がってヨーホーレイクに0.2秒差の3着。前走阪神大賞典は2番手から2周目の3コーナーで先頭に立つと5位の36.1秒で上がってサンライズアースに1.0秒差の2着。オルフェーヴル産駒が長距離適性を示したが、芝2000mは[2−0−0−2]、芝2200mは[2−2−2−1]で中距離を得意にしている。北海道の洋芝は初めてになるが、母マコトブリジャールはクイーンS勝ち馬。ハンデは57キロ。北村友騎手で重賞初制覇なるか。

ハヤテノフクノスケは鶴舞特別(2勝C)を2分12秒1で4馬身差で圧勝、阪神競馬場リニューアルオープン記念(3勝C)を3分2秒9で5馬身差で圧勝。天皇賞(春)は好位から失速して3.5秒差の11着。菊花賞に続き、長距離戦で惨敗した。芝2000mは[2−2−0−1]で北海道では札幌の1勝Cを勝ち、フィリピンT(2勝C)で2着がある。今回はテン乗りの横山武騎手。過去10年で横山武騎手は[0−0−0−6]で5頭が人気より下の着順。ミライヘノツバサ以来となる青森県産馬によるJRA重賞制覇なるか。

中山金杯勝ち馬アルナシーム、同2着馬マイネルモーント、同3着馬ボーンディスウェイ、昨年の函館記念2着馬グランディア、23年の札幌記念2着馬トップナイフ、日経新春杯4着馬ヴェローチェエラ、アメジストS勝ち馬ディマイザキッド、シドニーT勝ち馬ランスオブクイーンなど伏兵は数多い。アルナシームは洋芝をこなせるが、トップハンデ59キロを背負う。マイネルモーントは芝2000m[2−5−1−4]で中山金杯で追い込んで2着、白富士Sで先行して2着。ハンデは56キロ。過去10年で丹内騎手は[1−1−0−8]。

ボーンディスウェイは芝2000m[4−2−3−5]で弥生賞3着、中山金杯3着がある。初の洋芝で先行して地力を発揮するか。グランディアが昨年の函館記念でホウオウビスケッツに0.6秒差の2着。今年の重賞で三浦騎手は[0−0−4−11]。トップナイフはアンドロメダSで最後方から追い込んで1.1秒差の3着。横山和騎手では[1−1−1−4]。ヴェローチェエラは3連勝でOP入りした後、日経新春杯4着、阪神大賞典5着、大阪−ハンブルクC6着。リアルスティール産駒。休み明け、距離短縮でどこまで変わるか。

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