安田記念
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−3−2]で5連対。前走G1出走馬は[1−3−2−0]だが、前走G2、G3出走馬は[1−0−1−2]で取りこぼしが多い。2番人気は[0−1−2−7]で1連対、3番人気は[1−3−1−5]で4連対。6〜9番人気は5連対、10番人気以下は[0−0−1−70]。過去5年の馬連は6倍、29倍、17倍、18倍、28倍で20倍台止まり。近年は上位人気馬が堅実。

関東馬[6−7−5−42]、関西馬[3−3−5−84]。5番人気以内の関東馬は[4−6−4−8]で10連対、関西馬は[1−3−3−20]で4連対。3番人気以内の関西馬は[0−2−3−10]で勝った馬はいない。6番人気以下で連対した5頭のうち3頭にG1連対、2頭にG2連対があった。21年は天皇賞(秋)12着から直行したダノンキングリーが8番人気で優勝。穴で前走負けて人気がないG1、G2実績馬に注意。

ソウルラッシュはマイルG1[1−2−1−4]で昨年のマイルCSを勝ち、23年のマイルCSで2着、昨年の香港マイルで2着がある。過去3年の安田記念は13着、9着、3着(稍重)。昨年は10番手から3位の33.1秒で上がって0.1秒差の3着。前走ドバイターフはロマンチックウォリアーを差し切って1分45秒8で優勝。今年7歳になったが、全くパフォーマンスは落ちていない。久々に騎乗する浜中騎手では[4−0−0−1]。稍重以上[4−0−1−0]の道悪巧者。良馬場でも少し荒れてきた馬場なら問題ないか。

ジャンタルマンタルは[4−1−1−1]で香港マイル13着を除き3着以内を確保。香港マイルは熱発で富士Sを回避した影響があったか。国内の芝1600mは[3−0−0−0]でデイリー杯2歳S、朝日杯FS、NHKマイルCを優勝。NHKマイルCは3番手から抜け出して1分32秒4で走り、2着アスコリピチェーノ(直線で不利)に2馬身半差をつけた。香港マイル以来となる休み明け、初の58キロにカギになるが、持ち味をフルに生かせるレースになれば頭もありそう。過去10年で川田騎手は[3−0−0−7]で3勝。

中山記念勝ち馬シックスペンス、同2着馬エコロヴァルツ、ダービー卿CT勝ち馬トロヴァトーレ、東京新聞杯勝ち馬ウォーターリヒト、同4着馬ブレイディヴェーグ、昨年の富士S勝ち馬ジュンブロッサム、マイラーズC勝ち馬ロングラン、1351ターフスプリント2着馬ウインマーベル、過去2年の安田記念4着のガイアフォース、昨年の高松宮記念勝ち馬マッドクール、京都金杯勝ち馬サクラトゥジュール、23年の富士S2着馬レッドモンレーヴなど伏兵は多士済々。東京は今週もCコース。雨は降らず良馬場でのレースになりそうだ。

シックスペンスは芝1600〜1800m[5−0−0−0]で芝1600mでは新馬戦、ひいらぎ賞を優勝。中山記念は7番手から最速の33.9秒で上がって1分44秒8のレコードで優勝。3着ソウルラッシュ(59キロ)に0.2秒差のつけた。初のマイルG1でルメール騎手がどう乗るか。トロヴァトーレは芝1600m[4−1−0−0]でニューイヤーS、ダービー卿CTを2連勝。キャピタルS2着はウォーターリヒトにハナ差だった。10戦のうち9戦で外国人騎手が騎乗しているが、今回は青葉賞11着の横山武騎手が騎乗する。

ウォーターリヒトは芝1600m[3−1−1−1]で前4走は最速上がりで1、1、2、1着。前走東京新聞杯は12番手から最速タイの33.2秒で差し切り1分32秒6で優勝。東京芝1600mは[3−0−0−1]。菅原明騎手が大外から突っ込むか。ブレイディヴェーグは芝1600mではマイルCS4着、東京新聞杯4着。少し足りないところを戸崎騎手が補えれば。ジュンブロッサムは昨年の富士Sを1分32秒1でソウルラッシュに勝っている。嵌まると強烈な末脚を繰り出すタイプ。4月以降の重賞で友道厩舎は[4−2−2−1]。武豊騎手&友道厩舎は目黒記念をアドマイヤテラで優勝。武豊騎手が完璧な騎乗で持ってくるか。

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