日本ダービー
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−2−3]で5連対。単勝1倍台は[2−2−0−1]、2倍台は[0−1−0−1]、3倍台は[0−0−2−1]。2番人気は[1−3−1−5]、3番人気は[2−2−1−5]で各4連対。連対馬18頭が5番人気以内、残る2頭は9、12番人気。過去5年の馬連は2倍、10倍、7倍、6倍、68倍。昨年は9−1番人気で中穴決着。3着は10、9、7、6、7番人気で必ず人気薄が来ている。

連対馬16頭が前走3着以内。4着以下から連対した馬は前走皐月賞5、6、7着。過去6年の連対馬12頭のうち11頭が前走3着以内。前走G2で3着以下は[0−0−0−6]。前走G3以下は[1−0−1−16]で1連対のみ。皐月賞5、6、7着、除外から連対した4頭は2走前にホープフルS1着、共同通信杯1着、弥生賞2着、京成杯1着で重賞で連対していた。皐月賞は中山で紛れがある。2走前の成績に注目したい。

過去10年でノーザンF生産馬は[7−7−6−67]で1、2、3、3、4、4、5番人気が勝ち、1、1、2、2、2、3、5番人気が2着、1、2、3、9、10、16番人気が3着。社台F生産馬は[1−1−1−15]で9番人気が勝ち、1番人気が2着、7番人気が3着。社台白老F生産馬は[0−0−0−4]で3着以内がない。ノーザンF生産の上位人気馬が勝つことが多い。3着に人気薄が来ている点に注意。

クロワデュノールは[3−1−0−0]で新馬、東スポ杯2歳S、ホープフルSを3連勝。ホープフルS2着ジョバンニは若葉S、3着ファウストラーゼンは弥生賞、11着マスカレードボールは共同通信杯、13着ピコチャンブラックはスプリングSを制し、16着マジックサンズはNHKマイルCで2着に入った。前走皐月賞は4番手から4位の34.1秒で上がって0.3秒差の2着。1着と3〜11着は差し追い込み馬だった。

向こう正面で上がってきたアロヒアリイが内に寄れた煽りを受けて少し後退し、すぐに外に出して3、4コーナーで外を回って動いて勝ちに行ったことが最後の伸びに影響したか。ホープフルSで1.1秒差をつけたマスカレードボールにクビ差の3着まで迫られた。東京コースでは先行して最速上がりで2戦2勝。好位で流れに乗れるレース巧者で直線でひと脚使えるタイプ。切れ負けしない位置取りと抜け出すタイミングがカギになる。

ミュージアムマイルは[3−1−1−1]で朝日杯FSで好位から2位の33.8秒で上がって0.4秒差の2着。弥生賞は0.2秒差の4着に負けたが、馬体8キロ増で緩い仕上げ、外を回る強引なレースだった。皐月賞は8番手から4位の34.1秒で差し切って1分57秒0で優勝。向こう正面で他馬と接触するなど、2回バランスを崩す不利があった。クロワデュノールと同じサンデーR。テン乗りのレーン騎手で2冠達成なるか。

皐月賞3着馬マスカレードボール、同4着馬ジョバンニ、同5着馬サトノシャイニング、毎日杯勝ち馬ファンダム、京都新聞杯勝ち馬ショウヘイ、同2着馬エムズ、同4着馬トッピボーン、京都2歳S勝ち馬エリキング、弥生賞勝ち馬ファウストラーゼン、青葉賞2着馬ファイアンクランツ、プリンシパルS勝ち馬レディネスなど伏兵は多士済々。東京は金曜が雨、土曜が曇り一時雨、日曜が晴れ時々曇り。馬場はどこまで回復するか。

マスカレードボールは皐月賞で0.3秒差の3着。1コーナー手前でごちゃついて後方を進み、4コーナー13番手からクロワデュノールにクビ差の3着まで追い上げた。左回りは3戦3勝で共同通信杯を勝っている。坂井騎手はダービー初制覇が懸かる。ジョバンニは皐月賞で0.4秒差の4着。向こう正面でごちゃついて後退する不利があったが、直線でしぶとく伸びてきた。松山騎手は5月の重賞[2−1−1−2]で乗れている。

サトノシャイニングは皐月賞で0.4秒差の5着。1コーナーで他馬と接触し、向こう正面でミュージアムマイルと2回接触する不利があった。東スポ杯2歳Sでは逃げてクロワデュノールに0.1秒差の2着。テン乗りの武豊騎手が大外枠からどう乗るか。叩き2戦目のエリキング、東京2戦2勝のレディネス、1勝Cが強かったトッピボーンなど切れる馬がいるが、今年は確たる逃げ馬が不在で流れが緩みそうな雰囲気。1枠2番に入ったショウヘイは緩い流れの上がり勝負で好位からスパッと抜け出すタイプ。野球も競馬もショウヘイか(笑)

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