ユニコーンS
レース展望

昨年から京都ダ1900mに移動した。過去10年の1番人気は[3−1−1−5]で4連対。単勝1倍台は[0−0−0−1]、2倍台は[3−1−1−2]、3倍以上は[0−0−0−2]で単勝2倍台しか連対がない。2番人気は[3−1−1−5]、3番人気は[2−2−4−2]で各4連対。連対馬14頭が5番人気以内、残る6頭は7、7、7、9、9、14番人気。昨年は3番人気のラムジェットが勝ち、5番人気のサトノエピックが2着、1番人気のミッキーファイトが3着に終わり、馬連35倍、3連単253倍だった。

連対馬16頭が前走4着以内。前走ダートのOP特別で連対した馬が活躍している。近年は前走ダートのOP以上で善戦した馬の巻き返しが多い。京都の昨年は前走ヒヤシンスSと1勝Cの勝ち馬で決着。前走1勝Cを勝った馬は[0−1−6−53]で5番人気が2着、1、2、3、6、7、11番人気が3着。5番人気以内は[0−1−3−7]で3着が多い。前走1勝Cを圧勝した馬は人気になるが連対がなく不振。ただし今年は重賞、OP特別勝ち馬がおらず、前走1勝Cを勝った馬が5頭出走している。京都2年目で柔軟に考えたい。

クレーキングはダート[2−1−1−0]で前走中山ダ1800mの1勝Cを2番手から早めに先頭に立ち、最速の37.2秒で上がって8馬身差で圧勝。ルメール騎手は鞭を入れておらず、軽く仕掛けただけで流す余裕があった。勝ちタイム1分52秒9は同日の2勝Cより0.8秒速い。2走前のカトレア賞は0.1秒差の2着に負けたが、勝ったナチュラルライズは京浜盃、羽田盃を圧勝している。シルクHCで3500万円で募集された中館厩舎のナダル産駒。今年の3歳ダートでナダル産駒は17勝で3位。レーン騎手であっさりか。

メイショウズイウンはダート[2−3−0−1]で中京の未勝利戦を4馬身差、阪神の1勝Cを5馬身差で圧勝。1勝Cは5番手から最速の37.8秒で抜け出して優勝。最後は武豊騎手が流す余裕があった。勝ちタイム1分54秒1は翌日の2勝Cを0.8秒上回る。前走伏竜Sはスタートで内に寄れて他馬と接触して最後方を進み、2位の36.6秒で上がって0.9秒差の2着。ケンタッキーダービーを目指すルクソールカフェが強過ぎたが、並の馬では届かない位置からいい脚を長く使っている。クレーキングを相手に武豊騎手がどう乗るか。

阪神ダ1800mの1勝Cを7馬身差で圧勝したカナルビーグル、阪神ダ1800mの1勝Cを勝ったヒルノハンブルク、テスティモーネ、中山ダ1800mの1勝Cを勝ったゴッドエスパーダ、前走伏竜S4着のルヴァンユニベール、中山ダ1800mの未勝利戦(デビュー戦)を勝ったスマートカイロスなど。2週前のアンタレスSは単勝1.8倍のミッキーファイトが2番手から抜け出して圧勝し、2着に10番人気のタイトニット、3着に11番人気のラインオブソウルが突っ込んだ。クレーキングが強いレースをするとどうなるかがポイント。

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