京王杯SC
レース回顧

トウシンマカオは5番手からメンバー2位の32.6秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイム1分18秒3はレコード。タワーオブロンドンが京王杯SCで出した1分19秒4を1.1秒更新した。アサカラキングが逃げて前半3F33.9秒、5F56.1秒。上がり33.2秒、ラップは11.0−11.1−11.1秒。1200m通過は1分7秒2。高速馬場でスピードと上がりの速さが問われるレースになった。

トウシンマカオは前走高松宮記念で捌くのに苦労して4着に終わったが、今回はスムーズなレースで差し切って大きくパフォーマンスを引き上げた。昨年秋から地力が強化され、G1で勝ち負けできるレベルに到達している。今後は休養して秋はセントウルSからスプリンターズSに向かう予定。今年の芝重賞で横山武騎手は[1−0−4−15]。この日は9、10、11Rの特別レースを3連勝。ようやく吹っ切れたか。

ママコチャは4番手からメンバー6位の33.1秒で上がって0.2秒差の2着。直線で外から来たトウシンマカオに食らいついたが、最後は切れ負けした。トウシンマカオに1分18秒3のレコードで走られては相手を褒めるしかない。これで今年はオーシャンS1着、高松宮記念3着、京王杯SC2着。一時期の不振を脱して安定して走っている。今後は休養して秋のスプリンターズSを目指す予定。

ロジリオンは6、7番手からメンバー4位の32.7秒で上がって0.4秒差の3着。前走ダービー卿CTは不利な大外枠とトップハンデ58.5キロが影響して9着に終わったが、得意の芝1400m、57キロで巻き返した。これで重賞では[0−1−4−3]で4回目の3着。G2、G3で相手なりに堅実に走っている。

レッドモンレーヴは最後方からメンバー最速の32.4秒で上がって0.6秒差の4着。12頭の少頭数でも流れが速くなって隊列が縦長になったことが堪えた。京王杯SCでは32.6秒(2位)、32.2秒(1位)、32.4秒(1位)で3年連続で32秒台で上がっている。6歳でも衰えはなく、条件が揃えば激走がある。

[Home]