桜花賞
レース展望

牝馬クラシック第一弾。過去10年で1番人気は[1−4−1−4]で5連対。勝ったのは単勝1.6倍のリバティアイランドのみ。2番人気は[5−1−0−4]で6連対、3番人気は[1−2−2−5]で3連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下は[0−0−0−88]で出番なし。過去5年の馬連は11倍、6倍、37倍、12倍、6倍で中穴止まり。人気馬同士の決着を押さえ、人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬18頭が前走3着以内。過去9年の連対馬18頭のうち17頭が前走3着以内。前走重賞好走馬が活躍している。前走4着以下から連対した2頭はチューリップ賞5、11着。チューリップ賞組の巻き返しに注意。
ノーザンF生産馬は[5−8−4−51]、2番人気以内なら[5−5−0−5]。社台F生産馬は[2−0−3−22]で3、7番人気が優勝。社台系生産の人気馬、特にノーザンF生産馬に注目したい。

エンブロイダリーは[3−1−0−1]で新潟芝1800mの未勝利戦を逃げて1分45秒5のレコードで7馬身差で圧勝。東京芝1400mの1勝Cは6番手から最速の33.1秒で差し切り1分22秒7で優勝。クイーンCは2番手から5位の34.9秒で抜け出して1分32秒2の好タイムで2馬身半差で圧勝。前半5F57.2秒の速い流れで勝ちタイムは前週の東京新聞杯より0.4秒速かった。シルクHCで3000万円で募集された森一誠厩舎のアドマイヤマーズ産駒で母系にビワハイジ。ルメール騎手からモレイラ騎手に乗り替わる。

エリカエクスプレスは京都芝内1600mの新馬戦を逃げて4位の36.0秒で上がって1分34秒7(稍重)で2馬身半差で圧勝。クイーンCは内ラチ沿いの3番手から4コーナーから直線で外に出すと4位タイの35.1秒で抜け出して1分32秒8の好タイムで3馬身差で圧勝。前半5F57.3秒のハイペースで前崩れになってもおかしくない展開だったが、3番手から押し切って3馬身差で圧勝したのだから強い。多頭数のG1で揉まれたときにどうかというのはあるが、1枠から前に行けば関係ないか。関西圏の戸崎騎手は少し気になる。

アルマヴェローチェは札幌2歳Sで中団から勝負どころで内に入れると最速の36.3秒で上がってマジックサンズにハナ差の2着。前走阪神JFは7番手から最速の34.3秒で外から差し切って1分33秒4で優勝。札幌で稍重の新馬戦を勝ち、重馬場の札幌2歳Sで2着に入った馬が阪神外回りの良馬場で最速上がりで差し切ってパフォーマンスを引き上げた。セレクトセール3300万円の上村厩舎のハービンジャー産駒で近親に朝日杯FS2着馬モンドキャンノ。2戦連続で岩田望騎手が騎乗する。上村厩舎は2週連続G1制覇なるか。

阪神JF2着馬ビップデイジー、チューリップ賞勝ち馬クリノメイ、同2着馬ウォーターガーベラ、フィリースレビュー勝ち馬ショウナンザナドゥ、同2着馬チェルビアット、同3着馬ボンヌソワレ、きさらぎ賞2着馬リンクスティップ、エルフィンS勝ち馬ヴーレヴー、アルテミスS勝ち馬ブラウンラチェット、クイーンC2着馬マピュース、紅梅S勝ち馬ナムラクララなど伏兵は多士済々。金曜と土曜は晴れるが、日曜は曇り時々雨の予報が出ている。大阪杯で1分56秒2のレコードが出たように超高速馬場。雨の影響が気になるところ。

ビップデイジーは[2−1−1−0]で新馬、紫菊賞を2連勝。阪神JFはアルマヴェローチェに0.2秒差の2着、チューリップ賞はクリノメイに0.1秒差の3着。セレクトセール5720万円の松下厩舎のサトノダイヤモンド産駒で近親にダンビュライト。自在性がある馬。幸騎手がどう乗るか。今年は前走前に行って好タイム勝ちしたエンブロイダリー、エリカエクスプレスが前に行ってガチンコ勝負。ミストレスが逃げないと2頭がハナ、2番手もある。そのまま前残りになるのか、差しが決まるのかどうか。人気薄に面白そうな馬がいる。

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