大阪杯
レース展望
G1昇格後の過去8年で1番人気は[2−1−2−3]で3連対。過去5年は4歳馬が6、3、3、9、2、11着。単勝1.8倍のコントレイルが3着、単勝1.5倍のエフフォーリアが9着に終わった。2番人気は[3−1−1−3]で4連対、3番人気は[0−2−0−6]で2連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下は[0−0−2−43]。過去8年の馬連は23倍、29倍、36倍、11倍、190倍、109倍、8倍、19倍。21年は4−6番人気、22年は8−3番人気で決着し、万馬券が飛び出した。
連対馬16頭のうち12頭が前走5着以内。前走G2以上で5着以内に入った馬が活躍している。前走6着以下から連対した4頭は前走金鯱賞6着、香港カップ7、8着、京都記念8着。前走9着以下は[0−0−1−13]で3着止まり。年齢別では4歳[3−3−5−26]、5歳[5−4−3−34]、6歳[0−1−0−18]、7歳以上[0−0−0−15]。2番人気以内では4歳馬[2−1−3−5]、5歳馬[3−1−0−1]で5歳馬は堅実。6歳馬は7番人気の1連対のみ。7歳以上は3着以内がなく不振。
ステレンボッシュは[3−3−2−0]で桜花賞を優勝。オークスはチェルヴィニアに0.1秒差の2着、秋華賞はチェルヴィニアに0.4秒差の3着、香港ヴァーズはジアヴェロットに0.5秒差の3着。秋華賞は1分57秒5で走ったが、出遅れて位置取りが悪くなり、勝負どころで外からマークされて直線で内に切れ込んだことが堪えた。新馬戦を含め休み明けは[2−1−1−0]。モレイラ騎手では桜花賞1着、香港ヴァーズ3着。G1昇格後の8年で牝馬は[2−3−1−10]でラッキーライラック、レイパパレが制している。
ベラジオオペラは[5−1−1−4]でスプリングS、チャレンジC、大阪杯を優勝。大阪杯は2番手から7位タイの34.9秒で抜け出して1分58秒2で優勝。クビ差の2着はローシャムパーク。有力馬がドバイ遠征し手薄なメンバーだった。宝塚記念は3着に入ったが、天皇賞(秋)は0.4秒差の5着、有馬記念は0.3秒差の4着に終わった。G1馬が揃ってレベルの高いレースになると少し足りないが、今年もドバイ遠征馬が多く、少し手薄なメンバーになった。阪神芝2000mは2戦2勝。横山和騎手が先行して粘らせるか。
毎日王冠、中山記念を連勝したシックスペンス、日経新春杯勝ち馬ロードデルレイ、23年の天皇賞(春)勝ち馬ジャスティンパレス、中山記念2着馬エコロヴァルツ、京都記念勝ち馬ヨーホーレイク、金鯱賞2着馬ホウオウビスケッツ、中日新聞杯勝ち馬デシエルト、AJCC3着馬コスモキュランダ、同4着馬ボルドグフーシュ、京都記念5着馬ソールオリエンス、中山金杯勝ち馬アルナシーム、チャレンジC勝ち馬ラヴェルなど伏兵は多士済々。金曜と土曜は晴れるが、日曜は晴れ一時雨の予報。馬場が渋る可能性があることを考慮しておきたい。
シックスペンスは[5−0−0−1]でダービー9着を除き勝っている。前走中山記念は中団から最速の33.9秒で差し切って1分44秒8のレコードで優勝。ルメール騎手では[4−0−0−0]だが、テン乗りの横山武騎手に乗り替わる。昨年11月以降の芝重賞で横山武騎手は[0−0−3−16]。ロードデルレイは[6−2−0−1]で神戸新聞杯4着を除き連対を確保。前走日経新春杯を8番手から3位の35.6秒で差し切って2分9秒8で3馬身差で圧勝。芝2000mは[3−2−0−0]。初のG1で右回りがどう出るか。
ホウオウビスケッツは昨年巴賞、函館記念を連勝し、毎日王冠でシックスペンスの2着、天皇賞(秋)でドウデュースの3着に入った。今年は中山金杯9着に終わったが、金鯱賞は2番手からハナ差の2着に粘った。芝2000mは[2−1−1−3]。前走のようにデシエルトを見ながら進めて粘り込むか。デシエルトは芝2000m[3−0−0−2]でアンドロメダS、中日新聞杯を2連勝。この2戦で2着のロードデルレイは日経新春杯を圧勝した。前走金鯱賞は大逃げして0.4秒差の4着。武豊騎手からテン乗りの池添騎手に乗り替わる。
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