チャーチルダウンズC
レース展望

アーリントンCから名称変更された。過去10年のアーリントンCで1番人気は[6−0−0−4]で6連対。単勝1〜2倍台[3−0−0−0]、3倍台[4−0−0−1]、4倍台[0−0−0−3]。信頼度は単勝オッズに比例する。2番人気は[0−0−1−9]で連対がなく、3番人気は[0−1−1−8]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は11倍、67倍、22倍、43倍、249倍で4年が中穴以上の決着。近年は1番人気が勝ち、2着に人気薄が来て荒れることが多い。

逃げ馬は[1−0−1−8]で12番人気のイベリスが勝ったが、過去5年は[0−0−0−5]で出番なし。近年は先行馬と差し追い込み馬での決着が多い。前も残るが、直線の長い外回りコースで末脚の威力のある馬が突っ込んでいる。連対馬13頭が前走4着以内。前走6着以下から連対した7頭は前走重賞6、7、7、7、8、9、11着だった。前走重賞なら着順は問われない。前走1勝クラス勝ち馬は[1−2−3−28]だが、2着以下は[0−1−0−32]で1連対のみ。前走未勝利戦は[0−1−1−9]で1連対のみ。

アルテヴェローチェはサウジアラビアRCを5番手から2位の34.5秒で差し切って1分33秒0(稍重)で優勝。朝日杯FSは好位につけた後に後方に下がり、4位の34.4秒で上がって1.2秒差の5着。武豊騎手が騎乗し、道中揉まれて折り合いを欠いていた。馬体14キロ増も影響したか。前走シンザン記念は馬体が10キロ絞れ、7番手の外から4位の35.7秒で上がって0.4秒差の2着。勝ったリラエンブレムは次走毎日杯で7着に終わった。まだ危うい面があるが、まともに走ればあっさりもある。佐々木騎手に乗り替わる。

ランスオブカオスは朝日杯FSを中団の後ろから3位の34.0秒で上がって0.8秒差の3着。キャリア1戦、距離1F延長を克服し、9番人気で激走した。前走きさらぎ賞は6番手から馬群に突っ込んで2位の35.6秒で上がって0.5秒差の3着。直線でリンクスティップを交わす勢いで伸びてきたが、ラスト1Fで脚色が鈍って交わせなかった。吉村誠騎手は芝1800mは少し長いとコメント。前3走は京都に出走したが、今回は最後の直線に坂がある阪神芝1600m。吉村誠騎手は重賞[0−0−2−5]。強気な騎乗で初制覇なるか。

前祖未勝利戦を勝ったアスクセクシーモア、サウジアラビアRC2着馬タイセイカレント、京成杯3着馬ミニトランザット、阪神JF5着馬スリールミニョン、シンザン記念6着馬ジーティーマン、白梅賞勝ち馬モンテシート、前走1勝C2着のワンモアスマイルなど伏兵は数多い。アスクセクシーモアは中京芝1600mの未勝利戦を7番手から早めに押し上げ、2位タイの35.2秒で抜け出して1分34秒9で優勝。2着ルクスジニアは君子欄賞を1分45秒8で制した。福永厩舎のキタサンブラック産駒。武豊騎手から岩田望騎手に乗り替わる。

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