ダービー卿CT
レース展望

過去10年で1番人気は[1−1−1−7]で2連対。過去7年は[0−0−1−6]で3着止まり。2番人気は[2−1−2−5]、3番人気は[2−1−0−7]で各3連対。6〜9番人気は2連対、10番人気以下は3連対。過去5年の馬連は225倍、22倍、346倍、18倍、64倍で荒れている。20年は4−13番人気、22年は11−12番人気で万馬券が飛び出した。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。

連対馬13頭が前走5着以内。前走7、7、8、11、11、12、13着から連対した7頭のうち6頭が前走5番人気以内に支持されていた。前走人気で負けた馬が巻き返す。特に前走11〜13着に惨敗した馬に注意。連対馬は前走から斤量増が2頭、同斤が8頭、斤量減が10頭。ハンデ戦らしく前走より斤量が減った馬の連対が多い。斤量が増えた馬は2、4番人気が連対。3番人気以内は[0−1−0−6]で1連対のみ。

トロヴァトーレは[5−2−0−2]で弥生賞6着、青葉賞11着に終わったが、重賞以外では[5−2−0−0]。芝1600mでは[3−1−0−0]で中山では[2−0−0−0]で秋風S、ニューイヤーSを勝っている。前走ニューイヤーSは好位から3位の34.5秒で抜け出して1分32秒3で優勝。2走前のキャピタルSはハナ差の2着に負けたが、勝ったウォーターリヒトは京都金杯2着の後、東京新聞杯を制した。鹿戸厩舎のレイデオロ産駒で近親にソングラインがいる。ハンデは57.5キロ。モレイラ騎手で重賞初制覇なるか。

ロジリオンは芝1600m[1−1−3−2]で4着以内を確保。芝1600m重賞は[0−0−3−1]でNHKマイルC3着、関屋記念4着、富士S3着、京都金杯3着。勝ち切れないが、堅実に走っている。京都金杯は3番手から5位の35.1秒で上がって0.1秒差の3着。2着ウォーターリヒトは次走東京新聞杯を制した。前走洛陽Sはトップハンデ58キロを背負い、4位の34.3秒で差し切って1分33秒8で優勝。2着デビットバローズは次走大阪城Sを圧勝した。今回はトップハンデ58.5キロ。松山騎手が騎乗する。

ニュージーランドT勝ち馬エコロブルーム、同3着馬ノーブルロジャー、阪急杯2着馬アサカラキング、東京新聞杯3着馬メイショウチタン、中山芝1600m[2−2−1−1]のタシット、中山芝1600m[2−1−2−1]のコントラポスト、リゲルS3着馬キープカルムなど伏兵は数多い。エコロブルームは芝1600m[2−1−1−0]でシンザン記念2着、ニュージーランドT1着。前走ニュージーランドTは3番手から3位の35.0秒で抜け出して1分34秒4(稍重)で優勝。1年ぶりの出走でどこまで仕上がってくるか。

タシットは中山芝1600mの若潮Sを4番手から最速タイの33.9秒で抜け出して1分32秒8で3馬身半差で圧勝。前週のニューイヤーSを勝ったトロヴァトーレとは0.5秒差だった。今回はタシットが2キロ減の56キロ、トロヴァトーレが1.5キロ増の57.5キロになる。鞍上は横山和騎手。コントラポストはノベンバーSを1分45秒1(稍重)で勝ってOP入り。ディセンバーSは9着、洛陽Sは5着に終わったことでハンデは55キロ。田辺騎手では[3−2−3−3]。流れが速くなって差し追い込みが決まるレースになれば。

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