フィリーズレビュー
レース展望

桜花賞トライアル。過去10年で1番人気は[1−4−0−5]で5連対。前走阪神JFは[0−3−0−2]、5着以内なら[0−3−0−0]。2番人気は[3−3−2−2]で6連対、3番人気は[1−0−0−9]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。過去5年の馬連は30倍、40倍、7倍、31倍、30倍で4年が中穴決着。人気馬を軸に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

連対馬18頭が前走5着以内。前走1勝クラスで連対した馬、重賞で5着以内に入った馬が活躍している。残る2頭は前走阪神JFで17、17着に惨敗していた。前走阪神JFを除き、前走5着以内が条件。6番人気以下で連対した7頭のうち5頭が差し追い込み馬。トライアルで激戦になり、差し追い込み馬の突っ込みが多い。穴で前走阪神JF惨敗、または前走条件戦5着以内の差し追い込み馬を絡めたい。

ショウナンザナドゥはアルテミスSで6番手から3位の33.2秒で上がって0.2秒差の3着。外枠で位置取りが悪くなり、流れが緩んで前が有利になったことが堪えた。阪神JFは3番手から9位の35.2秒で上がって0.5秒差の4着。速い流れで差し馬向きの展開になったことが堪えた。前走クイーンCは4番手から失速して1.2秒差の9着。前半5F57.2秒の速い流れで先行したこともあるが、馬体6キロ減でイレ込んでいたことも影響したか。叩き2戦目、輸送が短い阪神、芝1400mでどこまで変わるか。抽選突破が条件。

リリーフィールドはもみじSを2番手から最速タイの35.4秒で抜け出して1分21秒2で3馬身半差で圧勝。6頭の少頭数だったが、芝1400m適性を示した。前走阪神JFは2番手から失速して1.1秒差の12着。3番手につけたショウナンザナドゥが4着に粘っており物足りなさが残る。もみじSを勝った芝1400mでどこまで変わるか。ダンツエランはファンタジーSを6番手から4位の34.4秒で差し切り1分22秒8(不良)で優勝。前走阪神JFは中団から伸び切れず2.1秒差の17着。本来は相手なりに走るタイプ。

デイリー杯2歳S勝ち馬ランフォーヴァウ、ファンタジーS2着馬モズナナスター、つわぶき賞勝ち馬ルージュラナキラ、抽選対象では、東京の新馬戦を圧勝したインプロペリア、紅梅S2着馬インブロリオ、春菜賞2着馬ボンヌソワレなど。ランフォーヴァウはデイリー杯2歳Sを4番手から最速の34.5秒で差し切って1分34秒7で優勝。2着ドラゴンブーストは京成杯で2着に入った。前走阪神JFは9番手から伸び切れず1.1秒差の11着。芝1400mの未勝利戦を7番手から最速の34.5秒で差し切って1分21秒3で勝っている。福永厩舎は重賞で[2−1−1−19]。デイリー杯2歳Sを勝った坂井騎手に戻る。

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