中山牝馬S
レース展望

過去10年で1番人気は[0−2−2−6]で2連対。過去7年は[0−0−2−5]で3着止まり。単勝3倍以上は[0−0−1−5]で連対がなく不振。2番人気は[1−1−0−8]で2連対、3番人気は[2−1−0−7]で3連対。6〜9番人気、10番人気以下が各3連対。過去5年の馬連は487倍、64倍、1068倍、21倍、48倍で荒れている。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

51キロ以下は[0−1−1−16]。53キロは[4−1−2−38]、54キロは[4−2−1−22]。53、54キロの5番人気前後が勝つことが多い。55キロは[1−1−4−14]で2連対。55.5キロ以上は[0−3−0−15]で勝った馬はいない。トップハンデは[1−3−0−11]で4連対。4番人気以内は[1−3−0−7]だが、5番人気以下は[0−0−0−4]で3着以内がなく不振。

シランケドは芝1800〜2000m[3−2−2−0]で3着以内を確保。23年の紫苑Sは後方から2位の35.0秒で追い込んで0.3秒差の3着がある。猪苗代特別(2勝C)、魚沼S(3勝C)を最速上がりで連勝し本格化してきた。脚質に幅があり、前に行くことも追い込むこともできる。23年に昇級戦で中山牝馬Sを勝ったスルーセブンシーズは宝塚記念で2着、凱旋門賞で4着に入った。ウシュバテソーロの心肺機能に迫る可能性がある馬。凱旋門賞挑戦に向けて注目してみたい。今回勝つかどうかはシランケド(笑)

クリスマスパレードは中山芝[3−0−0−1]で紫苑Sを2番手から6位タイの33.9秒で抜け出して1分56秒6のレコードで優勝。前半5F58.8秒、後半5F57.8秒、上がり34.0秒、ラップは11.6−11.4−11.0秒で尻上がり。秋華賞は2番手から伸び切れず0.5秒差の5着。前走中山金杯は前半5F58.7秒で逃げ、14位の36.1秒で上がって0.4秒差の4着。1番人気に支持され、外からホウオウビスケッツにプレッシャーをかけられたことが影響している。得意の中山で牝馬同士なら巻き返すか。

チューリップ賞2着馬セキトバイースト、フラワーC勝ち馬ミアネーロ、小倉牝馬S勝ち馬シンティレーション、フラワーC2着馬ホーエリート、ターコイズS2着馬ビヨンドザヴァレー、ディセンバーS2着馬ジューンオレンジ、初音S勝ち馬カナテープ、昨年の中山牝馬S勝ち馬コンクシェルなど。セキトバイーストはG1を除き[2−4−1−1]でチューリップ賞、ローズSで逃げて2、3着がある。前走壇之浦Sは2番手から3位の34.8秒で抜け出して1分46秒9で優勝。過去10年で逃げ馬は6番人気以内なら[2−1−0−1]。

ミアネーロは中山[2−1−0−2]でフラワーCを勝ち、紫苑Sでクビ差の2着。前走ターコイズSはスタートで寄られて後方から最速の34.1秒で追い込んで0.3秒差の8着。中山で津村騎手では1、1、2着。得意の中山、津村騎手で巻き返すか。シンティレーションは新潟日報賞でトロヴァトーレに勝ち、府中牝馬Sで2着に入った。前走小倉牝馬Sは12番手から2位タイの35.3秒で追い込んでフェアエールソングと1着同着。芝1800mは[4−3−2−2]で中山では[2−0−1−2]。杉原騎手の立ち回りがカギ。

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