チューリップ賞
レース展望

桜花賞トライアル。過去10年で1番人気は[5−1−1−3]で6連対。前走阪神JF4着以内は[5−0−1−0]で勝率83.3%。2番人気は[1−1−5−3]、3番人気は[1−1−0−8]で各2連対。6〜9番人気が5連対。10番人気以下が1連対。過去3年は必ず人気薄が連対し、馬連は563倍、68倍、177倍でかなり荒れている。前走連対しても人気がない馬を絡めて中穴以上を狙う馬券作戦が有効。

前走距離別では芝1400m[1−2−0−24]、芝1500m[0−1−0−0]、芝1600m[10−6−10−68]、芝1800m以上[0−0−0−13]。芝1800m以上は不振。前走芝1600m出走馬、特に[7−1−5−11]の阪神JFから直行した馬に注目。1枠1番は[2−3−0−5]だが、2枠は[0−0−2−13]、3枠は[1−0−2−13]で計1連対のみ。揉まれる2、3枠は不振傾向。

ビップデイジーは中京芝1600mの新馬戦を後方から最速の35.0秒で差し切り1分34秒7で優勝。紫菊賞は3番手から最速の33.3秒で差し切って1分48秒8で優勝。ラスト3Fは11.4−11.2−11.0秒で尻上がり。阪神JFは12番手から2位タイの34.4秒で上がって0.2秒差の2着。小柄でも運動神経が良く、前向きさと勝負根性を兼ね備えた馬でマイルCSを勝ったダノンシャークに似たようなタイプ。幸騎手は先週の阪急杯をカンチェンジュンガで勝ち、フェブラリーSではサンライズジパングで2着に入った。

マイエレメントは新潟芝1600mの新馬戦を5番手から3位の33.3秒で抜け出して1分34秒9で2馬身半差で圧勝。前走アルテミスSは出遅れて後方2番手を進み、大外から最速の32.8秒で追い込んで0.2秒差の5着。大外から鋭く伸びてきたが、位置取りが後ろ過ぎた。馬体が12キロ増えて華奢な感じが少し薄れてきていた。キャロットFで4200万円で募集された福永厩舎のエピファネイア産駒。福永厩舎は重賞では[2−1−1−18]、1番人気では[1−1−0−0]だが、2〜5番人気では[0−0−1−5]。

紅梅S勝ち馬ナムラクララ、未勝利戦を圧勝したフェアリーライク、シンザン記念3着馬ウォーターガーベラ、春菜賞3着馬ルージュナリッシュ、阪神JF5着馬スリールミニョン、京都の新馬戦を勝ったルージュソリテールなど。ナムラクララはデビューから芝1400mを使われ[2−1−0−1]で前走紅梅Sを5番手から2位の34.5秒で抜け出して1分21秒1で優勝。長谷川厩舎のアドマイヤマーズ産駒でナクレクレアの半妹。ナクレクレアは芝1600mでは阪神JF5着、桜花賞3着。西村淳騎手が強気な騎乗で持ってくるか。

フェアリーライクは前走京都芝1800mの未勝利戦を4番手から最速の34.6秒で抜け出して1分47秒1で4馬身差で圧勝。ラスト3Fは12.0−11.9−11.6秒で尻上がり。北海道オータムセールで407万円の笹田厩舎のゴールドアクター産駒。安くても走る馬。ウォーターガーベラは新馬戦でビップデイジーに0.2秒差の2着。シンザン記念は12番手から2位の35.3秒で上がって0.6秒差の3着。14番人気で激走した。河内厩舎のレイデオロ産駒でウォーターリヒトの半弟。河内調教師最後の重賞で鞍上は武豊騎手。

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