中山記念
レース展望
過去10年で1番人気は[3−0−0−7]で3連対。関東馬は[3−0−0−3]だが、関西馬は[0−0−0−4]で3着以内がない。2番人気は[2−2−2−4]で4連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は3倍、18倍、18倍、53倍、173倍で年々配当が大きくなっている。昨年は人気薄同士で大波乱。近年の傾向から人気馬の過信は禁物。
4歳[4−4−5−17]、5歳[4−4−1−24]、6歳[1−2−2−22]、7歳以上[1−0−2−30]で4、5歳馬が活躍。以前は人気薄高齢馬が激走したが、過去2年は4、5歳の人気薄が激走。逃げ先行タイプの4、5歳馬に注意。連対馬15頭に芝1800mで勝ち星があり、そのうち9頭が芝1800mで2勝以上。芝1800m勝ちがない5頭のうち3頭はG1連対馬だった。芝1800m実績馬に注目したい。
シックスペンスは[4−0−0−1]でダービー9着を除き優勝。昨年のスプリングSは3番手から最速の33.3秒で抜け出して1分49秒4で3馬身半差で圧勝。前半5F63.1秒のスローペースでレースのラスト3Fは12.0−10.9−10.8秒で尻上がりだった。前走毎日王冠は3番手から3位タイの33.3秒で抜け出して1分45秒1で優勝。ルメール騎手では3戦3勝。緩い流れで好位につければあっさりもありそうだが、初の58キロでメイショウチタン、マテンロウスカイが飛ばして流れが速くなると真価が問われる。
ソウルラッシュは芝1600m重賞[4−4−2−4]、6歳の昨年はマイラーズC1着、安田記念3着、富士S2着、マイルCS1着、香港マイル2着。マイルCSは後方から勝負どころで10番手に押し上げ、2位タイの33.6秒で差し切って1分32秒0で2馬身半差で圧勝。6歳秋になって完全本格化し、パフォーマンスを引き上げた。前走香港マイルはヴォイッジバブルに0.2秒差の2着。芝1800mの経験はないが、芝2000mは[1−0−0−2]で新馬戦を勝っている。59キロを背負って芝1800mがどう出るか。
ディセンバーS勝ち馬エコロヴァルツ、中山金杯勝ち馬アルナシーム、昨年の中山記念勝ち馬マテンロウスカイ、ダービー卿CT勝ち馬パラレルヴィジョン、エプソムC4着馬サイルーン、G2[1−5−1−1]のボッケリーニ、函館記念2着馬グランディア、小倉記念勝ち馬リフレーミングなど。エコロヴァルツはディセンバーSを3番手から2位の34.0秒で抜け出して1分45秒2で優勝。メンバーは弱かったが、先行して抜け出す正攻法のレースで中山適性を示した。芝1800mは[3−0−0−1]。Mデムーロ騎手が騎乗する。
アルナシームは中山金杯を11番手から3位タイの34.6秒で差し切って1分58秒1で優勝。初の中山、距離2000mを克服した。右回りの芝1800mは[5−2−0−2]で中京記念を優勝。G3を2勝。G2にステップアップできるか。マテンロウスカイは昨年の中山記念を内ラチ沿いの3番手から4位タイの37.2秒で抜け出して1分48秒1(稍重)で優勝。その後は連対はないが、天皇賞(秋)と東京新聞杯で0.3秒差の5着がある。右回りの芝1800mは[3−1−1−1]。前走より1キロ減の58キロで出走できる。
[Home]